インターンシップ実習生レポート    2003年春版


明治大学 八記建太郎さん


 「学生のうちに政治に対して今よりもう少し身近に接してみよう。」これが私が議員インターンシップに申し込んだ一番単純な理由です。
 以前までは、テレビ等のマスメディアを通じてでしか政治を認識することはありませんでした。つまり、政治というものが私たちの生活とはまったく違った所で行われているという思いがあったのです。しかし、大学生となり、20歳には投票という権利を得るようになり「もう少し自分から、政治に対して近づいてみよう、議員の方々は実際にどのようなことをして活動しているかを実際に接して体験してみよう。」という思いが湧き上がってきたのです。そのような中 2003年5月から8月までI-CASを通じ、森さんの下で議員インターンシップを体験する機会をえました。
 森さんは私の考えていた議員像とは違った人でした。その中でも印象的であったのが森さんの持論「私の持論は議員を辞めるために議員をやっている」ということでした。そのため議会の透明性を高めていこうと積極的に活動していたのです。そして私はこの人のもとでなら、違った角度から政治を見ることができると思ったのです。
 私が実際に短い時間でしたがインターンシップを体験して議員の方々に対して感じたことは、「議員の方々の中にも市民の目線で動いている人がいるんだな、また個人的にもしっかりと勉強をしている人がいるんだな。」ということでした。それは、たとえば、、市民で新規道路建設を考える会があった時一市民として参加している議員の方とお会いしたり、講師の方をお呼びし財政についての勉強会に私自身参加させていただいた時、様々な地域の議員の方々も参加して積極的に意見交換を行ったりという場面を通して実感しました。ただ今後より活動的に行ってほしいと思ったことが1つありました。それは、もっと超党派で様々な意見交換を行う場を設けてほしいということです。これは森さんの話を聞いていて難しいということは承知しているのですがそれでも今後必要になってくると思うのです。
 今回の体験は議員活動だけでなくその他にも森さんを通して様々な世界と接する機会を与えてくれました。このことは私の思考や行動の幅を大きく広げてくれることとなりました。そして、逆に自分から動いていくことでしか思考や行動を広げていくことはできないということも実感させてくれました。そのため、今後とも積極的に様々なことに挑戦していこうと思います。
 (明治大学3年八記建太郎さん)



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