インターンシップ実習生レポート    2005年夏版



獨協大学法学部法律学科 荒井智絵さん



 私は、7月下旬から9月下旬までのおよそ2ヶ月間I-CASの第18期議員インターンシップに参加しました。動機は『夏休みを有意義に過ごしたい』『政治のことを少しでも知って自分の視野を広げたい』と言ったものだったと思います。また正直なところ、私自身政治家の方々に対してあまり良い印象を持っていなかったのですが、少しでもその裏側を見ることができ身近に感じることができればというのも理由の1つでした。
 インターン中は、駅頭でのビラ配りを始め裁判傍聴・ポスティング・議会傍聴・裁判のための原告者勧誘・タウンミーティングなど沢山の活動に参加させていただきました。
 駅頭でのビラ配りは、朝7時〜9時に西武線沿線で行いました。駅頭の日は5時には家を出ていなければいけないという少々ハードな状況でしたが、何とか遅刻もせずに参加することができました。初めのうちは受け取ってもらえるのか不安もありましたが、私と同年代の人から高齢者の方々まで、沢山の方が受け取ってくださいました。無言で通り過ぎてしまう方もいましたが、案外快く受け取ってくださる方や、『頑張ってください』『お疲れさま』と声をかけてくださる方もいて大変やりがいを感じました。また、私たちインターン生の他にも奥さんや市民活動をなさっている森さんのお知り合いの方などが進んで参加されていたので、『日頃から努力なさっている方には、自ずと支持者がついてきてくれるものなのだな』と感じました。
 そして道路訴訟のための原告者勧誘の時には、実際道路公害を体験された方のお話を聞くこともできました。私自身は生まれたころから畑に囲まれた田舎に住んでいたため、公害などには無縁の生活を送っていましたが、この方のお話を聞き対岸の火事では済まされないと思うと同時に、住民の声を無視した行政側のやり方に憤りをも感じました。『デメリットしかないこの計画をどうして無理やり進めようとするのだろうか』今でもこの計画は止まることなく続いています。
 夏休みの間、議員インターンシップとして政治について触れてきましたが、活動を終えた今私の中での政治についてのイメージががらりと変わりました。『政治は決して私たちに無関係な物事ではなく、むしろ未来を担っていく私たちが積極的に関わっていかなければならない物事なのだ』という考えを今では持っています。そのためか、前よりニュースをよく見るようになりました。今現在の日本は良い状態とは言えないけれど、私たちが政治を見つめ真剣に考えていくようになれば、きっと変えていくことができると思っています。
 最後に、この場を借りて今回のインターンでお世話になった森てるおさんを始め、森さんの関係者、同じインターン生の宮本君。そしてI-CASの方々に深く感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。(獨協大学 法学部法律学科 1年 荒井智絵)




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