陳情第11号 年金の物価スライド凍結解除に反対する意見書採択の陳情(平成15年3       月6日受理) 提 出 者 西東京市富士町             全日本年金者組合西東京支部 支部長 古 内 竹二郎  日ごろ市民の命と暮らしを守るために、御奮闘されていることに敬意を表します。 標記の件につきまして、下記の政府あて事項を内閣及び関係省庁に意見書として提出 してくださるよう陳情します。 陳情趣旨  政府は、2003年度から物価スライドの凍結を解除し、年金額の0. 9%を減額する法案 を国会に提出しています。  政府の調査でも、老後の生活費は1世帯で21万円を必要としています。一方、受給 している平均年金月額は、国民年金5.1万円、厚生年金17.6万円という低さです。さら に、女性だけ見れば国民年金4.6万円、厚生年金11.1万円という状態です。  低い年金をこれ以上減らすことは、「人間らしい生活をしなくていい」と言うに等し く、憲法に明記している「文化的な最低限度の生活を営む権利」を踏みにじる暴挙と 言わざるを得ません。  今、未曾有の不況にあえいでいます。多くの自治体が「年金が悪くなると町の経済 が冷えてしまう」と危惧していることが報道されています。  そこで、市議会におかれては、次の事項を、国への意見書として採択し、首相に年 金の物価スライド凍結解除計画の撤回を求めていただきたく、陳情いたします。  【政府への要請事項】  物価スライドの凍結解除による年金切り下げを行わないこと。