陳情第24号 学校・市庁舎等市管理の公共施設すべての全面禁煙を求める陳情(平成       15年5月29日受理) 提 出 者 西東京市柳沢         なくそう公害・市民の連帯保谷     代表 柳 田 正 樹 陳情事項  小中学校、市役所庁舎その他市が管理する公共施設はすべて全面禁煙にしてくださ い。 陳情要旨  たばこによる健康被害は周知の事実であり、世界保健機関(WHO)によると、世 界で喫煙に関連する死者は年間500万人近くあり、しかも年々増加しているという。そ のため、喫煙による健康被害の防止を目指す「たばこ規制枠組み条約」が本年5月21 日のWHO総会で、全会一致で採択されました。  条約の前文には「たばこの消費、受動喫煙が死や疾病をもたらすことは科学的に証 明されている」と明記されているように、喫煙者だけでなく煙を吸わされる者の被害、 すなわち受動喫煙による健康被害も明らかになっています。  西東京市内の公共施設では既に、図書館、公民館、スポーツセンター、武道場、児 童館、その他で全面禁煙ですが、学校や市庁舎、福祉会館、市民会館、こもれびホニ ル、総合体育館その他は、一部で喫煙できる状況になっています。  喫煙可能な場所では、被害をこうむる非喫煙者は直接的にのどを痛めたり、頭痛に なったりします。また、喫煙可能な室内は、たばこで空気が汚染されているため、面 前で他人が喫煙しなくとも順接等の症状が出ます。受動喫煙の有害性がわかり、日本 でも「受動喫煙防止」を法的に義務づけた「健康増進法」が昨年7月に成立し、本年 5月1日施行されました。  自治体では兵庫県加西市を初めとし、佐賀県佐賀市、大阪府摂津市、三重県桑名市 等、市が管理する施設すべてを全面禁煙にするところが出てきています。同法施行を 契機に西東京市においても、健康を守るために、小中学校、市役所庁舎、その旭市が 管理する公共施設はすべて全面禁煙にすることを切に求めます。