陳情第48号 可燃ごみの収集回数を減らさないことを求める陳情(平成15年9月5       日受理) 提 出 者   西東京市柳沢        内 田 啓 子         西東京市柳沢        大 川 幹 雄         西東京市柳沢        勝 俣 百合子 陳情事項  保谷地域の可燃ごみの収集回数を減らさないでください。 陳情理由  ごみの減量は重要な課題です。名刺大以上は古紙に出せると知って以後、私も徹 底して分別を始めました。今回、ふれあい収集など市民に喜ばれる施策も盛り込ま れていますが、可燃ごみの回収減が打ち出されたのは大きな問題です。  ごみ収集統一の市民説明会で、職員の方から「収集が3回から2回になることで 水が切れる」というお話がありましたが、生ごみは時間の経過とともに腐って溶け てガスを発生します。この状態でガスと水分を抜こうとすると、水分は分離できず 中身を押し出すことになります。生ごみの減量は水切りがポイントですが、日数を 経た再度の水切りはほとんど不可能です。  新しい収集区域日程表によればCコースの可燃ごみは、火・金となっています。 金曜日の朝出した後火曜日まで4日間、家がごみ置き場となります。ごみが倍加す る土・日を挟み家内に放置するのは不快であり、不衛生につながります。現在で も、腐敗臭の強いものは収集直前まで冷凍庫に人れておくなどしていますが、生ご みを長時間とめ置くのは、ハエやゴキブリの発生を助長します。  5月に市民に配られた市の基本構想・基本計画案に盛り込まれた“豊かな華やぐ まち”より、暮らしよい町を第一に望みます。分別の充実によって増加する費用 を生ごみ収集の回数減にしわ寄せするようなやり方は反対です。   「ペットボトルの処理費負担が自治体が7で製造者が3という、この割合を逆転 させたい」と言われた担当課長の観点にこそ、有効な解決の方向があると考えます。 担当課職員の方々の努力と苦衷、市民の協力を成算あるものにする真の方向へ歩む ことを願っています。  説明会の資料集の裏表紙に「収集回数を減らせば可燃ごみは減る」として近隣10 市の例が示されていましたが、これらは収集回数の変更と同時に分別の細分化がセ ットで実施された結果です。今後西東京市でも、これまで漫然と“ごみ”にしてい たものから紙類のほとんどを古紙に分別し、ビニール類を丹念に除けば可燃ごみ の全体量は確実に減ります。しかし、生ごみそのものは大差がないと思われます。 量は少ないけれど強烈な存在の生ごみが問題です。生ごみは堆肥として土に返すの が最良の方法ですが、都会生活ではそれができない家庭が大半ではないでしょうか。 3回の可燃ごみの収集は減らさないでください。