議員提出議案第10号   小中学校の普通教室へのクーラー設置に国の財政支援を求める意見書  上記の議案を会議規則第14条の規定により提出する。 平成15年6月20日                     提出者 西東京市議会議員 大 川 真 理                     賛成者 西東京市議会議員 山 崎 英 昭                         西東京市議会議員 葉 原 時 美                         西東京市議会議員 倉 根 康 雄                         西東京市議会議員 土 井 節 子 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――    小中学校の普通教室へのクーラー設置に国の財政支援を求める意見書  学校が週5日制になり、低学年でも5、6時間目までの授業がふえ、30度から40度 にも及ぶ暑い教室での授業は子どもの大きな負担となっている。また、都市部では、 ヒートアイランド現象に加えて、光化学スモッグで窓もあけられない状況がある。学 ぶ意欲ばかりか、健康にもかかわる問題であり、小中学校の普通教室へのクーラー設 置は切実な要求となっている。  ところが、公立小中学校で、現在冷房化の補助対象となっているのは、職員室や保 健室、音楽室、コンピュータ室などの特別教室だけとなっている。  父母と学校関係者などの切実な要求を受けて文部科学省は、原則として公立小中学 校の普通教室を冷房化する方針を決め、2003年度からの10ヵ年計画で、今年度予算概 算要求に空調設備の整備費100億円を盛り込んでいた。新増改築以外の小中学校も整備 対象とし、3分の1を国が補助する計画であった。  ところが、政府は、昨年末の予算案確定の段階で、これをカットし、全く関係予算 を計上しなかった。  東京都内の自治体で、普通教室の冷房化に踏み出すところがふえているのは、子ど もたちの学習環境をよくしたいという父母、学校関係者などの強い願いにこたえたい からにほかならない。  よって西東京市議会は、政府が小中学校の普通教室へのクーラー設置のための財政 支援制度を創設することを強く求めるものである。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成15年6月 日                     西東京市議会議長 石 毛   茂  提出先 内閣総理大臣、文部科学大臣、財務大臣