議員提出議案第17号    すべての外国人学校の大学受験資格を早急に認めることを求める意見書  上記の議案を会議規則第14条の規定により提出する。 平成15年9月26日                   提出者 西東京市議会議員 渡 辺 嘉津子                   賛成者 西東京市議会議員 蔵 野 雅 章                       西東京市議会議員 安 斉 慎一郎                       西東京市議会議員 岩 越 笙 子                       西東京市議会議員 中 田 恵美子                       西東京市議会議員 中 山 寛 子                       西東京市議会議員 大 塚 光 男                       西東京市議会議員 山 崎 英 昭 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――    すべての外国人学校の大学受験資格を早急に認めることを求める意見書  文部科学省は、8月6日、大学受験資格のあり方を来年春の入学試験から見直す方 針を明らかにした。  それによると、卒業生全員に資格を認める外国人学校は、「多国籍の子どもが学ぶ欧 米系インターナショナルスクール16校」と「アジア系外国人学校のうち、本国の正規 の教育課程と同等の学校であると日本側が確認できる外国人学校8校」となった。  しかし、朝鮮学校やその他の外国人学校は、公的な確認が困難として、大学受験資 格が認められないままとなっている。したがってこれらの学校に通う子どもたちは、 大学受験資格検定に合格するか、または、志願先大学の審査を受けて認められること で受験資格を得るという二重の負担を強いられることになっている。   「国連人権規約」及び「子どもの権利条約」でぱすべての子どもに対し、居住し ている国の政府は教育の機会均等を図るこどとしている。  また、国連子どもの権利委員会は、1998年、日本政府への勧告で“韓国・朝鮮出身 の児童に影響を与えている高等教育施設へのアクセスにおける不平等について、特に 懸念する”と指摘している。  よって酉東京市議会は、すべての外国人学校に対し大学受験資格を早急に認めるこ とを強く求めるものである。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成15年9月 日                       西東京市議会議長 石 毛   茂  提出先 内閣総理大臣、文部科学大臣