議員提出議案第18号    「これからの東京の心身障害教育の在り方について」十分な検討を求める意見書  上記の議案を会議規則第14条の規定により提出する。 平成15年9月26日                   提出者 西東京市議会議員 渡 辺 嘉津子                   賛成者 西東京市議会議員 蔵 野 雅 章                       西東京市議会議員 安 斉 慎一郎                       西東京市議会議員 岩 越 笙 子                       西東京市議会議員 中 田 恵美子                       西東京市議会議員 中 山 寛 子                       西東京市議会議員 海老沢   進                       西東京市議会議員 大 塚 光 男                       西東京市議会議員 山 崎 英 昭 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――    「これからの東京の心身障害教育の在り方について」十分な検討を求める意見書  平成15年5月、東京都心身障害教育改善検討委員会は、「これからの東京の心身障害 教育の在り方について(中間まとめ)」を発表した。その中で、「これまでの心身障害 学級を見直し、国の制度改正の動向を見据えながら、特別支援教室(仮称)の設置に ついて検討する必要」があるとし、「児童・生徒が特別支援教室(仮称)を設置する学 校の通常学級に学籍を置きながら、専門的な指導を受けることを基本とする」とされ ている。  「中間のまとめ」においては、専門的な指導を受けるための従来の固定制の学級・ 担任を置くことが明記されていないため、現行の教育条件の中で、障害を持つ子ども の居場所がしっかり確保されるのか、通常学級自体に混乱を来すのではないか、教員 の配置や教育設備などで従来の心身学級と同様な教育環境が確保されるのか等、当事 者の不安が大きいことから、十分な配慮が望まれる。  よって、東京都心身障害教育改善検討委員会が最終報告を出すに当たってば、通常 学級の学校代表者、保護者代表者、心身学級・通級学級の担任など関係者の要望、モ デル事業の実施状況なども踏まえて、十分な検討を行うことを求めるものである。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成15年9月 日                        西東京市議会議長 石 毛   茂  提出先 東京都教育委員会