請願第8号 保育所保育料の見直しに関する請願(平成15年11月19日受理) 提 出 者 西東京市保谷町      森  里枝子  外2,447名 紹介議員  葉 原 時 美  大 川 真 理 請願趣旨  西東京市より平成15年6月18日に出された「保育料の見直し」にかかわる諮問に対 し、反対し、かつ「すべて現行のまま」を希望する。 1 現在、全都道府県が「少子化」に関し問題視しております。これは時代の流れと  してやむを得ない実情であり、どの地域でも少子化対策が練られているのが現状で  す。子どもを産まない女性がふえ、子どもを望まない夫婦がいる一方で、高齢者数  は増加しており、人ロピラミッド(人口構成)は、ますますアンバランスになって  きています。将来を考えれば考えるほど、子どもは未来の力であり、宝です。子ど  もを産み育てやすい環境をつくっていくことが、今こそ我々大人たちがやるべきこ  とと確信しております。この環境整備を西東京市が真っ先に先頭を切って推し進め  ていただきたいと思っていた矢先に、市立保育園の保育料見直し(値上げ)はまこ  とに遺憾です。「西東京市基本構想・基本計画案」中間のまとめにおいても、随所に  少子化についての記述があり、子育て環境のより一層の充実が求められているとあ  るにもかかわらず、今回の保育料の見直し(値上げ)にかかわる答申案は矛盾して  います。 2 現在、デフレ不況の中、失業率が5.1%(8月の完全失業率)と若干の回復を見せ  たものの、まだまだ商い水準であり、今後の経済政策に期待するところです。この  ような状況下の中、保育料の見直し(値上げ)は、家計に大きな打撃を与えること  になります。  請願書は、子どもを西東京市立・私立保育園(認可園)に通園させている保護者の 率直な思いから、今回の保育料見直し(値上げ)には反対という意見のもと作成いた しました。出生率回復のためにも、子育て環境の改善整備のためにも、市議会におき まして理解と良識を持って御審議いただけることをお願い申し上げます。