┌────────────────────────────────┐ │これは森てるおのホームページ用に参考用として掲載したものであり、│ │誤字、脱字等がある場合があります。正確なものを必要とする場合は、│ │西東京市ホームページ、または西東京市役所でご確認ください。   │ └――――――――――――――――――――――――――――――――┘ 陳情第23号 下保谷図書館の存続を求める陳情(平成16年6月7日受理) 提 出 者 西東京市下保谷         下保谷 読みきかせの会         保谷第一小PTA 読書・読みきかせサークル有志         保谷 ケ・サラの会         下保谷図書館利用者有志                            小田桐 孝子 陳情項目  保谷駅南口地区再開発事業に伴う下保谷図書館の移転をせず、子どものための図書 館として残してください。 陳情趣旨  下保谷図書館は、地域住民の要望により、図書館設立運動を経て建てられたもので す。保谷駅北側地区は、公共の施設がほとんどなく、畑と静かな住宅地になっていま す。図書館は、この縁豊かな環境の中に子どもの利用を中心に設定しつくられました。 すなわち、開架式であること、1階のフロアであること等が主な条件です。自来28年、 併設する児童館、福祉会館とともに小規模ながら使い勝手のよい図書館として親しま れてきました。  5月28日、市は、保谷駅南口地区再開発事業とそれに伴う下保谷図書館の移転の説 明会を、下保谷図書館2階会議室にて行いました。  内容は、南口に建てられる商業ビルの4、5階に公民館・図書館を置く。しかもそ れは、現在の住吉福祉会館と下保谷図書館を移転するというものでした。私たち下保 谷図書館利用者には、これまで何の説明も話し合いもなく、突然5月7日の市報で知 らされ、次いで27日の都市計画審議会で決まった後、市側からは、生涯学習及び図書 館関係者の話のみで行われ、都市計画関係は出席なしの説明会です。  質疑の中で、最も懸念されたことは利用者がだれかということです。商業化地区の 中に、幾ら階が違うとはいえ、子どもが利用する図書館としては不適切です。一般的 に考えても、都市計画では商業化地区と文教地区とは違う場所にあるべきではないで しょうか。多くの子どもだらけ主に自転車で図書館に来ます。小さい子どもを連れた 親たちはベビーカーを利用しています。子どもたち、さらに高齢の方々の利用を考え たとき、たとえエレベーターがあるといっても危険かつ負担は大きいことが目に見え ています。  安全面、教育面から見ても、駅にある建物の4、5階が、図書館の立地条件として よいはずはありません。便利さ、効率のよさ、合理的等の条件は図書館という文化と は別のものです。  何といっても“北側地域に静かな文化を!”と推進してきた住民の居場所を他地域 に事前の意見聴取もなく移転すること自体、西東京市の市民参加条例に違反するもの です。下保谷図書館の移転は、住民不在・利用者無視の無理な計画としか思えません。  下保谷図書館の移転をしないでください。そして、この地域の住民が、かつて設立 運動をした現在の場所に、子どものための図書館として残し、一層の充実を要望しま す。