┌────────────────────────────────┐ │これは森てるおのホームページ用に参考用として掲載したものであり、│ │誤字、脱字等がある場合があります。正確なものを必要とする場合は、│ │西東京市ホームページ、または西東京市役所でご確認ください。   │ └――――――――――――――――――――――――――――――――┘ 陳情第29号 西東京市在住の私立小中学校就学者に対する教育費助成についての陳情        (平成16年8月5日受理) 提 出 者 杉並区天沼       私学助成小中学校協議会(西東京市地区)代表       武蔵野女子学院父母の会会長          仲 野 眞 理       中野区鷺富       明星学園小中学校PTA会長          大 野 由充子       狭山市北入曽       法政大学第一中学校PTA会長         安 蔵 邦 彦       世田谷区代田       成蹊小学校・父母と教師の会会長        竹 内 一 修       世田谷区玉川田園調布       成蹊中学校・父母と教師の会会長        小鍛冶   稔       東久留米市中央町       吉祥女子中学校・祥美会会長          安 原 富美子       国分寺市日吉町       藤村女子中学校・ふじむら会会長        石 丸 隆 雄       西東京市保谷町       武蔵野東小学校・後援会会長          岩 崎 充 利       武蔵野市境       武蔵野東中学校・後援会会長          高 橋 信 一       杉並区上高井戸       桐朋小学校・PTA会長            古 谷 義 秀       府中市若松町       桐朋女子中学校・PTA会長          藤 付 明 憲       世田谷区成城       昇華学園小中学校・愛晃会会長         金 井 一 哉       町田市広袴       和光鶴川小学校・親和会会長          樋 口 理重子       町田市真光寺町       和光中学校・親和会会長            藤 井 恵 子                                  外42,465名 陳情事項  市内在住の私立小中学校義務教育就学者に教育費助成の復活、早期実施 陳情理由  合併前の旧保谷市では全国に先駆け、私立小中学校に通う市内在住の児童生徒を対 象に1人当たり年額6, 500円の教育費助成がされていました。この助成金は市民の切 なる陳情の成果と当市の努力により20年間にわたり積み上げられてきた金額であり ます。しかし、長年積み上げてきた助成金が、財政難を理由に突然平成11年度に打ち 切りにされてしまいました。  現在、当市から私立小中学校に通っている児童生徒は小中合わせて約1,000名だそう です。この1,000名が公立学校に通った場合、市では相応の予算が必要となるわけで、 その何億円かを私立に通う保護者が負担していることになるわけです。  当協議会では、その何分の一かを助成金として復活していただきたいわけでありま す。当協議会では、各校のPTAや父母の会の御協力、御賛同をいただき、西東京市 議会に対し毎年約2万〜3万余名の署名をもって陳情しており、市の定例議会におい て毎年採択をいただいておりますが、実現はされておりません。  現在、三鷹、武蔵野、調布の3市においては、私立小中学校に通学する市内在住の すべての家庭に対して教育費の助成が行われています。三鷹市では家庭へ年額8,000 円、学校へ4,000円、武蔵野市では家庭へ年額1万4,000円、調布市では家庭へ年額6,750 円、学校へ3,150円の補助が行われています。当協議会においては当該市当局の努力に 敬意を表し、さらなる発展を期待するところであります。  さて、私たちが納めている市民税・国税には教育の費用も含まれています。しかし、 私立学校に通う小中学生の義務教育費の大部分は保護者が負担する仕組みになってい ます。私学に通わせる父母の学費負担は著しいものとなっております。教育費助成に つきましては、年々増大する教育費による家庭経済への圧迫を少しでも軽減していた だきたいという切実な願いから出たものであります。  国民の教育を受ける権利は憲法に認められたものであり、児童生徒は自分の個性に 合った学校を選び、学習する権利があります。21世紀になり、ますます多様化する社 会に対応して児童生徒がそれぞれの個性を伸長させるために、独自の教育を展開して いる公教育機関の一つである私立学校を選ぶのは、国民として当然のことではないで しょうか。  私立学校に通う児童生徒は必ずしも経済的に恵まれた子女ばかりでないことを十分 に御理解いただき、西東京市におかれましても教育費助成の復活、早期実現をしてい ただきたく陳情します。