┌────────────────────────────────┐ │これは森てるおのホームページ用に参考用として掲載したものであり、│ │誤字、脱字等がある場合があります。正確なものを必要とする場合は、│ │西東京市ホームページ、または西東京市役所でご確認ください。   │ └――――――――――――――――――――――――――――――――┘ 陳情第44号 西東京市立中学校に通級指導学級の早期開設を求める陳情(平成16年11      月22日受理) 提 出 者 西東京市谷戸町       中学の通級学級をつくる会  代 表 吉 村 はる恵 外2,245名 陳情事項  子どもたちが「せせらぎ学級」を卒業した後も、安心して学ぶことができ、よりよ い環境の中で生き生きと学校生活を楽しめるように、早期に中学に通級指導学級を設 置していただけるようお願いいたします。 陳情趣旨  現在、谷戸小学校にある「せせらぎ学級」には、小学校1年生から6年生まで、38 名の生徒が通級しております。私たちの子どもたちは、普通学級に通いながらたくさ んの悩みを抱えてきました。  通級学級の子どもたちは、外見上からはその障害が見えないために、障害という判 断がしにくいことや、学校の授業や運動能力なども特別に劣っているわけではないの で、周囲の人だちから「どこが悪いの?」などと思われがちです。  しかし、大勢のクラスの中に入ると、友達同士とのコミュニケーションが少し取り にくかったりするので、理解されにくい点があり、心ないいじめにつながり、子ども も親もつらい思いをすることがあります。学習においても、大勢の中にいると集中で きない場合が多く、他の子どもだちと同じ速度で学習を進めていくことが難しく、個 別指導の必要性を強く感じておりました。  平成13年度に、西東京市に小学校の通級指導学級が開設されて、援助を必要として いる子どもたちの大きな助けになりました。自分を認めてもらうこと、自信を持つこ とを通級学級でたくさん経験し、在籍学級では見つけられなかった居場所を見つける ことができました。  通級の先生は専門的な立場からいろいろと御指導してくださり、大きな支えになっ てくださいました。普通学級の担任の先生も、自分のクラスの子どもが通級に通って いれば、理解しようと努力もしてくださいます。普通学級、通級学級、家庭が一体と なって連絡を取り合いながら、子どもの成長を温かく見守ってくださることは、とて もありかたいことです。  このたび西東京市では、子どもたちへの選択の幅を広げるために、そしてその必要 性から、東伏見小学校に通級学級をつくってくださいました。小学校に通級が必要で あると認めているのに、なぜ中学校では必要ないと思われるのでしょうか。中学は大 人へのステップとして、とても重要な時期であり、思春期という難しい時期でもあり ます。むしろ、今以上にケアが必要になると思います。  これから思春期を迎える大勢の子どもたちの中で、社会性が十分に育っていないで あろう私たちの子どもは、中間に位置する補助的な学級がぜひとも必要なのです。 子どもたちが「せせらぎ学級」を卒業した後も安心して学ぶことができ、よりよい 環境の中で生き生きと学校生活が送れるように、早期に中学の通級学級を設置してい ただけるよう、心よりお願い申し上げます。