┌────────────────────────────────┐ │これは森てるおのホームページ用に参考用として掲載したものであり、│ │誤字、脱字等がある場合があります。正確なものを必要とする場合は、│ │西東京市ホームページ、または西東京市役所でご確認ください。   │ └――――――――――――――――――――――――――――――――┘ 議員提出議案第23号    介護保険制度の円滑な運営を図るための意見書  上記の議案を会議規則第14条の規定により提出する。   平成16年12月16日                   提出者 西東京市議会議員 小 林 たつや                   賛成者 西東京市議会議員 保 谷 清 子                       西東京市議会議員 保 谷 七緒美                       西東京市議会議員 倉 根 康 雄                       西東京市議会議員 新 井 五 郎                       西東京市議会議員 石 毛   茂                       西東京市議会議員 相 馬 和 弘                       西東京市議会議員 保 谷 育 彦                       西東京市議会議員 酒 井   澄 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――    介護保険制度の円滑な運営を図るための意見書  来年の通常国会提出に向けて介護保険制度の見直しが進められている。  介護保険制度は発足から5年近くが経過し、制度の定着は見られるものの、解決す べき問題点も明らかになっている。所得の低い高齢者には、高い保険料が重い負担に なっている。利用料が払えないため、必要な介護サービスを受けられない状況も存在 する。国民の生活実態や介護現場の声を踏まえたよりよい介護制度にするための見直 しが求められている。しかし、現在の見直しの論議は、必ずしも国民の求める改善の 方向と一致するものとなっていない。  介護保険制度は、保険給付を充実させれば保険料の上昇に直結する仕組みであり、 制度を円滑に運営するためには、国庫負担を増額することが不可欠だが、「見直し案」 にはこの点が欠落している。障害者支援費制度との統合による20歳以上からの保険料 の徴収、利用料を2〜3割にするなどの利用料の負担増、軽度介護者の介護給付制限 等の論議について、市民の不安が広がっている。制度見直しについては、安心できる 制度への改善こそが図られねばならない。  よって西東京市議会は、制度の円滑な運営を回り、西東京市民が安心して暮らせる よう、以下の事項を要望する。                    記 1 介護給付費負担金については、各保険者に給付費の25%を確実に配分し、現行の  調整交付金は別枠とすること。 2 保険料、利用料の減免制度を国の制度としてつくること。 3 障害者支援費制度との統合を行わず、第2号被保険者の年齢引き下げを行わない  こと。 4 介護保険の利用料金については慎重に検討すること。 5 軽度要介護者に対するサービスを後退させることなく、介護予防サービスについ  ては、人材の確保・育成、事業者のサービス提供体制を含め、より適切なサービス  が提供されるよう検討すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成16年 月 日                        西東京市議会議長 中 山 寛 子 提出先 内閣総理大臣、厚生労働大臣