┌────────────────────────────────┐ │これは森てるおのホームページ用に参考用として掲載したものであり、│ │誤字、脱字等がある場合があります。正確なものを必要とする場合は、│ │西東京市ホームページ、または西東京市役所でご確認ください。   │ └――――――――――――――――――――――――――――――――┘ 陳情第12号 教科書採択に関する陳情(平成17年5月24日受理)                                提 出 者 西東京市芝久保町          樋 ロ 大 二  新聞等の報道によりますと、2006年度から公立中学校で使用が予定されている教科 書の採択に向けて、教科書会社や新聞社や一部団体などが積極的に教育委員会や学校 現場に働きかけていると言われます。中学社会科教科書を出版する扶桑社の営業社員 が、法令に違反して検定中の申請本を学校関係者などに配付し、文部科学省から3度 にわたり指導を受けるという事態も報じられているところです。  もとより教科書の選定や採択は、子どもたちへの親権を持つ保護者や、子どもたち に日々接して教育を行っている教員などの知見をもとに、専門的で自立した判断が下 されるべき大切な問題です。ここに教科書会社やマスコミ、また、一部の団体などに よって過当な競争や圧力が加えられたり、法律が禁じている物品の提供や他社の教科 書に対する誹謗や中傷などが行われるようなことは絶対にあってはならないことです。  私たちは、教育はその専門的な能力や当事者の適切な関心を高めることによって充 実させられるべきであると考え、教科書の採択に当たって不当な勢力による圧力や利 益誘導などが行われる場となることを危惧し、以下の事項を採択されるよう貴議会に 陳情するものです。 1 教科書の採択に向けて、事業者や団体による過度な宣伝や他社への誹謗・中傷・  批判、また利益誘導などが行われないよう、市は十分な注意を払うとともに、特定  教科書を採択させようとする団体等の影響を受けないように努めること。 2 教科書の採択に当たっては、教育委員会は子どもたちの保護者や教育の実践に携  わっている教員の意見を十分反映させ、不当な政治的圧力に揺るがされることなく、  教育に関する専門的な判断を優先させて決定すること。 3 西東京市で使用される教科書の採択は、西東京市が定めた「非核・平和都市宣言」  と矛盾しない内容であることに留意すべく努めること。