┌────────────────────────────────┐ │これは森てるおのホームページ用に参考用として掲載したものであり、│ │誤字、脱字等がある場合があります。正確なものを必要とする場合は、│ │西東京市ホームページ、または西東京市役所でご確認ください。   │ └――――――――――――――――――――――――――――――――┘ 陳情第19号 西東京市北東部圏域における地域高齢者福祉施設整備のための社会福祉       法人都心会保谷苑3階部分の増床を求める陳情 提 出 者 西東京市ひばりが丘北       社会福祉法人都心会保谷苑の3階部分の増床を勧める地域住民の会                      代表者 植 松 隆 吉 外619名 陳情事項 1 都心会保谷苑用地の容積率の変更により、特別養護老人ホーム入居者約20名(個  室の場合)以上の増床が可能となることから、西東京市の高齢者が介護サービスを  利用しながら、安心して生活できる高齢者のための入居施設整備を要望する。 2 そのために、「都心会保谷苑の容積率の緩和」をお願いし、現在の保谷苑用地の  建ぺい率40%を60%に、容積率80%を100%に変更し、社会資源を有効活用した入  居施設の増床整備を可能にし、西東京市の福祉の増進を図る。 陳情の理由・趣旨  今回、私たちが北東部圏域の中で、社会資源を活用した高齢者入居施設増床のため に「都心会保谷苑の3階部分の増床を勧める地域住民の会」を発足した理由は次のと おりであります。 1 西東京市の中でも、特に北東部圏域に福祉施設が少ないこと。 2 都心会保谷苑は、開設後10年間安定した運営を行い、サービス実施内容において  も地域福祉に重点を置き、地域住民とともに西東京市の高齢者福祉の増進に励んで  きた法人であること。 3 都心会保谷苑の特別養護老人ホーム60床は、開設以来、すべてが西東京市民のた  めのベットであり、真の意味で、西東京市民のための福祉施設であると言えること。 4 平成9年の施設整備の際、既に3階部分が増設可能な設計(給水・排水工事等、  3階用エレベーターも設置済み)になっており、社会資源の有効利用に適している  こと。 5 保谷苑周囲はすべて道路に面しており、周囲の住宅と直接接していないこと。  西東京市の特別養護老人ホーム入居待機者は現在2,373名(西東京市民、重複申請 者含む)を数え、各特別養護老人ホームに200名前後の待機者がいる現状です。各施 設での新規入居者は年間1割程度であり、例えば、260名前後の(重複申請者含む) 待機者がいる保谷苑(60床)で毎年1割(6名)ずつ入居が可能になっても現時点で の待機者が入居できるまでには気が遠くなるほど待つことになります。さらに、介護 療養型施設から在宅に戻される高齢者や今後の団塊世代の高齢化を考えると入居施設 の不足が一層予想され、市民の高齢化対策について危惧せざるを得ません。西東京市 は、独居高齢者も多く、家族介護者不在の在宅高齢者が多い中、在宅における危機的 な状況も多く発生しております。また、高齢者のみの世帯も多く、日本じゅうで老老 介護による悲しい事件の報道が後を絶たない中、西東京市民として介護施設入所が必 要になったときに、利用できる施設を整備することは市民として強く望むところであ ります。  国の方針として、社会資源の有効利用が進められております。西東京市としても、 現在ある施設を見直し、地域の中で特別な用途地域になったとしても、それが専ら市 民福祉のための用に供すると判断される場合は、地域住民の共生・自助の精神のもと、 公共の福祉に配慮しながら、高齢者入居施設の増床のために容積率を見直し、整備す べきであると考えます。  西東京市議会の場において、地域高齢者福祉の増進のため、上記陳情内容について 審議・採択していただきたく、ここに陳情いたします。