┌────────────────────────────────┐ │これは森てるおのホームページ用に参考用として掲載したものであり、│ │誤字、脱字等がある場合があります。正確なものを必要とする場合は、│ │西東京市ホームページ、または西東京市役所でご確認ください。   │ └――――――――――――――――――――――――――――――――┘ 陳情第45号 議会改革に関する陳情 提 出 者 西東京市谷戸町          木 下 亀 生 陳情項目 1 定例議会終了後、議会報告会を開催してくだきい。 2 請願者・陳情者の趣旨説明や意見表明の場を求めに応じて実行してください。 陳情理由   地方議会は、市民に最も近い存在でありながら、議会が見えにくい、市民の意向が 反映されないなど、地方議会への市民の不信や不安が広がり、一部には議会不要論さ え出てきています。このような現状に対し、今年5月に実施した”自治体議会改革フ ォーラム”の全国議会アンケート調査結果によれば、議会改革の取り組みを行ってい る議会は約4割で、そのうち8.4%が、「議会改革特別委員会」を組織し改革を進めて いるとのことです。  本市議会においても、議会運営委員会で改革の取り組みが始まったと聞き、評価す るものです。しかし、いつ、どのような内容が検討されているかを知らない市民がほ とんどです。議会改革は議会だけで進めると市民と乖離した議会改革に終わる懸念が あり、ぜひ市民の意見を聞きながら進めていただきたいと思います。  現在全国的に進められている改革は、「議員同士の討議の場」「議会報告会」「請 願・陳情者の提案説明の場」の設定、「傍聴者の発言保障」「傍聴しやすい条件整備(週 末・日曜日開催、出前委員会など)」の実施、「積極的な情報公開と説明責任」の推進、 これらを包含した「議会基本条例制定」などです。  北海道栗山町では、機関としての議会総体の政策や意思決定内容を市民に説明する 「議会報告会」を実施しています。会を重ねるごとに、議員と市民が互いに勉強し合 い、ともに変わり、議会への理解、市民への理解がともに深まり、市政運営に成果を 上げているとのことです。  また「請願者・陳情者の提案説明の保障」は審査の内容を深めるためにも重要と考 えます。旧両市議会では実践例があり、請願・陳情者としてきちんと趣旨を伝えたい という市民の声も多くあります。  自治・分権時代の議会は市民の参加が重要な柱の一つだと言われています。  今年5月に提出された内閣府の「地方分権改革推進委員会」の第一次勧告において も、地方自治関係、法制の見直しのひとつとして『開かれた議会、討論する議会、衆 知を集める議会、行動する議会』に向けた地方議会制度改革を挙げています。国の勧 告を待つまでもなく、我がまちに必要であるべき議会が、市民から「本当に必要だ」 と思われるような議会をつくるべく、議会改革に取り組んでいただきたく上記の2項 目を陳情いたします。