┌────────────────────────────────┐ │これは森てるおのホームページ用に参考用として掲載したものであり、│ │誤字、脱字等がある場合があります。正確なものを必要とする場合は、│ │西東京市ホームページ、または西東京市役所でご確認ください。   │ └――――――――――――――――――――――――――――――――┘ 陳情第3号 議員報酬を返上し、ごみ袋の無料配布を求める陳情                            提 出 者 西東京市東町         武 藤 ― 人 陳情趣旨  平成20年3月分の議員報酬を返上し、それを基金として市民にごみ袋を無料配布す るよう市議会で決議することを陳情申し上げます。 陳情理由(以下、敬体表現省略) 1 議員報酬の返上について  平成20年度の予算案が審議された平成20年第1回定例会(同年3月開会)では、市 提出の予算関連議案書等に誤りが多数あったにもかかわらず、議会はこれを見過ごし たまま予算案を可決。後にこれに気づいた市側の申し出により、臨時議会を開会して 採決し直したことは既に新聞紙報道などにより明らかにされた事実である。  この失態に関し、市側は市長他の減給という措置で責任をとったのであるが、議員 側は提出予算案に何ら注意を払わずめくら判をつくというチェック義務を怠った失態 を演じたにもかかわらず、本日に至るまで何らの責任をとっていない。  一昨年12月議会での議員報酬等の引き上げには多くの反対があり、議員にはこれま で以上の職務精励義務が課されているところである。  しかし、20年3月議会での予算案に対するめくら判的承認は、明らかに職務の忠実 な遂行を怠ったものであり、議員に課されている職務精励義務に違反する。  よって@提出された予算案に対する監視義務の不履行、Aその結果、再議決のため 臨時議会を開会せざるを得なくなり、市政運営に支障を与えるに至った責任を償うた め、予算議会の開会月に対応する平成20年3月分の報酬はこれを全額納税者市民に返 還すべきである。 2 市民にごみ袋を無料配布する件について  ごみ収集の有料化についてはいまだ市民の納得が得られていないため、現在も根強 い反対が続いている状態である。  @特にごみ袋の基準単価が他市より高いこと、A業者が回収するプラスチック・ご みの有料化の不当性については、今回市長選立候補者の公約とされるなど、市民にと っては生活上切実な問題となっている。  しかし、一部議員からのたび重なるごみ袋料金引き下げ要求に対し、市当局は一向 に応じようとせず、市民に対し何ら誠意を示していない。  そこで、このような市当局の怠慢不誠実を改めさせるために議員が拠出した基金に よってごみ袋を購入し、これを市民に無料配布するとすれば、ごみ袋購入に関する市 民の負担を軽減できることになる。  加えて、安易にごみ収集の有料化を承認した議員の責任を償うこともできる。 3(仮称)ごみ袋基金の設立について  以上のうち議員報酬の返上については、市に対し直接に受け取り額を返還するとい う方法は現行法制上可能であるかについては見解の分かれるところとなるため、一致 した賛同は得られがたいと思われる。  そこで他の方法を考えるに、@報酬の返上及びAごみ袋の無料配布はいずれも市政 を委託し、誠実な職務遂行を期待した市民に対する誠意を示すものであるところから、 返上報酬を原資として基金を設立し、ごみ袋を購入して市民に配布することとすれば 事態の一挙解決策として最適と考える。  よって返上された議員報酬を原資として、(仮称)ごみ袋基金を設立し、同基金が購 入したごみ袋を市民に無料配布することを陳情する。