┌────────────────────────────────┐ │これは森てるおのホームページ用に参考用として掲載したものであり、│ │誤字、脱字等がある場合があります。正確なものを必要とする場合は、│ │西東京市ホームページ、または西東京市役所でご確認ください。   │ └――――――――――――――――――――――――――――――――┘ 議員提出議案第8号    子ども読書活動を推進するための予算確保を求める意見書  上記の議案を会議規則第14条第1項の規定により提出する。   平成22年3月29日               提出者 西東京市議会議員 中 田 惠美子               賛成者 西東京市議会議員 田 中 のりあき                   西東京市議会議員 海老沢   進                   西東京市議会議員 新 井 五 郎                   西東京市議会議員 納 田 さおり                   西東京市議会議員 小 峰 和 美    子ども読書活動を推進するための予算確保を求める意見書  本年2010年は「国民読書年」です。「文字・活字文化振興法」の制定・施行5周年 に当たる10年、政官民協力のもと国を挙げて読書の機運を高めようと、08年6月に 衆参両院全会一致で「国民読書年に関する決議」が採択され、制定されました。  にもかかわらず、10年度政府予算案では、「子ども読書応援プロジェクト」事業(09 年度予算額1億5,506万円)を廃止。そのかわりに、子ども読書の普及啓発予算とし て4,900万円を計上したものの、結果的に子どもの読書活動の関連予算が大幅削減さ れてしまいました。また、読み聞かせなどの読書活動を行うボランティア団体に助成 金を支給している官民出資の「子どもゆめ基金」も、政府出資金100億円が全額国庫 返納となり、事業の大幅な縮小を余儀なくされています。  このように、鳩山政権によって子どもの読書活動に関連する予算が大幅に削減され たことは大変に残念であり、地道に読書活動を推進してきた学校やボランティア団体 などからは驚きと不安の声が相次いでおります。  昨年11月に発表された文部科学省の社会教育調査結果によると、全国の図書館が 07年度に小学生に貸し出した本は登録者1人当たり35.9冊と過去最多となり、1974 年度の調査開始時(16.5冊)に比べて2.2倍に伸びました。この結果は、「子ども読 書活動推進法」の制定(01年)を機に、学校での「朝の読書」や、家庭や地域、学校 などでの「読み聞かせ」活動などが着実に根づいてきたこと、、また国が積極的に読書 活動推進の事業を行ってきたことのあらわれといっても過言ではありません。  読書活動推進の取り組み効果があらわれているにもかかわらず、まさに「国民読書 年」の本年に予算を削減するというのは、08年の国会決議にもとるものです。  子どもの読書は、言葉を学び、感性を磨き、論理的思考力や創造力などを高め、豊 かな心をはぐくむとともに、さまざまな知識を得るなど、生きる力を養う上で欠かす ことのできない活動であります。「政官民協力のもと国を挙げてあらゆる努力を重ね る」という国会決議を真に履行し、子どもの読書活動を守り育てていくため、政府は 子どもの読書活動を推進するための十分な予算を確保するよう強く求めます。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。   平成22年 月 日                       西東京市議会議長 浅 野  司  提出先 内閣総理大臣、文部科学大臣