陳情第31号 無年金者及び低額年金者である第1号被保険者の介護保険料・利用料について減       免制度の早急な拡充をを求める陳情(平成13年9月7日受理) 提 出 者 西東京市保谷町      西東京社会保障推進協議会会長 酒 匂 一 雄  日ごろより市民生活向上へ御尽力されている貴市議会に心より敬意を表します。  さて、介護保険制度が開始されて1年がたち、特に所得の低い人ほど重い負担が問題となっ ています。65歳以上の介護保険料は、今年の10月から現在の2倍に引き上げられます。高齢者 の負担軽減のために保険料や利用料の減免を行う自治体独自の取り組みが全国的に広がってい ます。しかし、悪化する失業率や不況による収入の低下、国民年金の支給開始年齢の引き上げ や賃金スライドの廃止、報酬比例部分の5%削減など高齢者と高齢者を支える家族はさまざま な収入減と支出増に苦しんでいます。また、政府は高齢者医療制度の創設や70歳以上の高齢者 の医療費負担額の引き上げ、扶養家族高齢者から保険料をとることを考えており、高齢者世帯 の負担はますます重くなっていくものと思われます。  東京都内においては14の自治体で保険料の減免が実施または計画されており、利用料は西東 京市を含む37の自治体で減免措置が行われています(2001年7月10日現在)が、重い利用料に より介護サービスの利用を控える高齢者が多い中、今西東京市に望まれることは利用料減免措 置の拡充と保険料減免の実施です。とりわけ無年金者及び低額年金者は保険料・利用料の負担 が困難であり、減免制度を実施することは急務の課題であると思われます。  以上の理由により、次の事項を陳情するものです。 陳情項目 1.無年金者及び低額年金者である第1号被保険者の介護保険料・利用料について、減免を早  急に実施するように西東京市議会として東京都・国に働きかけてください。 2.無年金者及び低額年金者である第1号被保険者の介護保険料・利用料について、西東京市  独自の減免制度を早急に拡充してください。