陳情第35号 けやき小学校建設工事に当たって、「子どもの遊び場」確保を求める陳情(平成       13年9月10日受理) 提 出 者 西東京市芝久保町五丁目5−9  鈴 木 早 苗  外766名  西原小学校と西原第二小学校がこの4月から統合され、けやき小学校として発足しました。 旧西原小学校の敷地に、けやき小学校の新校舎が建築される予定になっています。西東京市で は子どもの遊び場が少なく、学校の校庭を開放し確保しています。青梅街道と新青梅街道に挟 まれた旧西原小学校校区でも、都営住宅に隣接した制約の多い狭い公園以外、子どもの遊び場 がほとんどない状況です。このような環境の中で、この間、学校の校庭開放は唯一思いきり遠 慮なく遊べ、子どもたちの安全と健全育成にとって重要な役割を担ってきました。  私たちは、学校統合が決定して以来、けやき小学校の建築工事中においても子どもの貴重な 遊び場であり、活動の場である旧校庭の一部を使用できるよう市当局にお願いしてきたところ です。それは、まず第1に現在仮校舎として使用している旧西原第二小学校校庭は700名近く の子どもが活動するには狭いということ。第2には近辺に遊び場がないことと、交通量の多い 新青梅街道を横断させるのは特に低学年の場合非常に危険であるということ(ちなみに、登下 校のときのみけやき小学校は市内で2番多い6名の交通擁護員の方に安全確保をしていただい ています)。第3には建築中の2年半ないし3年という期間は成長期の子どもにとっては長い 期間であり、大きな影響を与えることです。このような私たちの要望をお聞きいただき、昨年 度市当局からは校庭の一部を囲い「子どもの活動の場」を確保するとの回答をされ、父母一同 安堵していたところです。  しかし、現在市当局は「資材置き場として校庭全部を使いたい」「工事期間中、工事の安全 を確保したい」とのことで旧西原小学校校庭は開放しないと通告してきました。私たちは、子 どもが安全に、そして健全に、たくましく成長してくれることを望んでいます。そのため、私 たち大人が次代を担う子どもたちの健全な成長のための環境の整備を全力で行わなければなら ないと思います。市当局が昨年度の回答に立ち返り、校庭の一部開放を実現されるよう陳情い たします。