陳情第37号 プラスチック類の容器包装リサイクル法(容リ法)実施に向けての陳情(平成13       年9月10日受理) 提 出 者 西東京市南町     金 成 ハツエ 外10名  私たちは8月の「プラスチック処理についての市民説明会」に出席しました。その席で、市 ごみ減量推進課の資料及び説明の中で、燃やす理由として次の諸点が挙げられていました。 1.最終処分場の延命化を図る 2.軟質プラスチック埋め立てについて地元関係機関の理解を得ることが難しい。 3.ペナルティを含む負担金の軽減 4.新焼却施設の整備 5.現段階では容リ法に対応する姿勢が整っていない。 6.既に容リ法に対応している市でもプラスチックの60%は焼却している。  そこで、1・2・3項については容リ法を実施し、ごみの減量に努めれば解決することであ り、また、5・6項については、単なる容リ法受け入れ姿勢の未整備であり、市民に対する容 器リサイクルヘの周知徹底により、十分にプラスチックの資源化率の向上が可能になり、問題 は解決するかと考えます。  環境問題に関心を寄せる市民としては、説明会の資料文中に、今後「容リ法の取り組みを早 急に検討して…」とあり、市の前向きな姿勢に、まずは安堵の思いをいたしました。しかし、 私たちは下記の理由により、プラスチックはできるだけ焼却処理をしないでほしいと考えます。 1.プラスチック焼却によるダイオキシン及び重金属類の地域への拡散 2.分別により育成されたごみ減量意識の低下 3.国が示した21世紀資源循環型社会への対応が先送りにされる。  それゆえ、私たち市民は1日も早い容リ法導入を願うものです。  つきましては、以下の点を陳情いたしますので、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 1.容リ法によるプラスチック資源化の速やかな導入のために、市内数カ所でのモデル地域設  置による試行 2.容リ法導入に向けて、市民参加による容リ法準備検討委員会の設置 3.柳泉園組合敷地内に、プラスチックの梱包・保管場所(ストックヤード)の確保が難しい  ならば、できるだけ早く西東京市内にストヅクヤードを確保する。