陳情第43号 ヌーベルヴィラージュひばりが丘マンション建設工事にかかわる騒音公害に関す       る陳情(平成13年11月26日受理)  提 出 者 西東京市谷戸町           ヌーベルヴィラージュマンション建設                         工事被害者の会代表 八 尋 賢 三                                       外24名 陳 情 項 目  西東京市において、   1 平日昼休み1時間の休憩   2 土曜、日曜、祭日及び18時以降の工事中止  住民の安穏な生活を守るよう強く指導していただきたい。  私たちは、表題建設工事現場の北側に位置する都営住宅の住人であります。  去る平成13年7月12日から14日ごろの間、折からの猛暑と強風の中「表土すき取り作業」な る工程において甚大なる砂じん被害を受け、その状況たるや「向こう側の空が見えない」くら いのものでありました。  被害状況を訴えた後、被害者の会を設立し補償交渉の話し合いを設けたものの、誠意ある回 答もなく、スプリンクラーを設置し24時間散水したと、あたかも予防策として設置したごとく 事実を歪曲した発言に終始し(スプリンクラーは当方から苦情を申し立てた後に設置したもの であります)責任を転嫁するばかりでなく、その後団体との話し合いにも参加しようとしない 態度は、社会的に責任ある企業にあるまじき行為であり言語道断であります。  また、話し合いの場で判明した以下の2点を挙げておきます。  1 すき取り作業が始まる前に、乳剤を散布していたこと    これは、カチオン系アスファルト乳剤で、私たちの受けた砂じんは、単なる砂ぽこり    ではなかったこと  2 そもそもの建築計画説明会の折、3回目の説明会を開くとしながら、当団地居住者    に対しては通知していなかったこと  現在土曜日にあっては休工としておらず、平日についても昼休み時間を設けていません。昼 時間にかかるのを「作業の流れ上」と理由づけていますが、建設作業のプロである以上昼に終 わるかどうかの判断は容易につくはずです。とすれば、その理由はすべて工程によると解され、 近い将来日曜祭日に作業を強行することは火を見るより明らかであります。現に11月2日にお いては、夜間22時過ぎまで作業をした現実があり、湧水による基礎部分の緊急工事と釈明しま した。また、3日から4日にかけての連休中には、夜通し湧水の排水ポンプが作動しており、 ポンプの作動音で眠れないとの苦情が相次ぎました。  建設工事現場の北側道路は、谷戸小学校の通学路であり、1日100台に近い大型建設作業車 の出入りがある。「登校時刻である午前7時45分から8時20分までの間大型工事関係車両の出 入りはしない」との評価すべき点はあるものの、その誘導方法については、工事車両の出入り を優先し、来年度からは小学校も週休2日となり、地域住民として子どもたちにとっての危険 箇所でもあります。  絶え如きい騒音の中で暮らす住民にとってはつかの間の休憩であり、貴重な休日でもありま す。また、当団地内には高齢者世帯やハンディキャップ世帯と、多様であります。  現在は窓をあけることも少なく、また日没が早いため17時ごろに作業を終了しておりますが、 日の長くなる来春以降を考えまずに、18時以降の作業は中止とし、日曜、祭日は無論のことで すが、土曜日も工事はやめてほしいと思います。  住民の安穏な生活を守りたく、行政からも強く指導していただきたくお願いするものです。