陳情第46号 障害児の就学についての陳情(平成13年11月29日受理) 提 出 者 西東京市富士町           西東京障害者福祉をすすめる会                          会 長  寺 西 泰 夫  本会会員のお子さんで来年度小学校入学を迎えるお子さんがおります。筋肉の発達がおくれ、 車いすを使用していますが、「こどもの発達センターひいらぎ」に通園し、その御指導の成 果が得られ、5歳からは保育園(週3日)に通園するようになりました。  この状況から、保護者は普通の学級(保谷小学校)での教育を切望しております。  義務教育の段階での学区域指定は、選択できる試行を始めた地域が出始めているように、法 令上の強制力はないものと見られるようになってきております。  また、障害児教育については、東京都の場合、昭和49年以降、盲・ろう・養護学校、心身障 害学級、普通学級の選択には親の意向を優先する方針で進められており、旧保谷市教育委員会 も同様の考え方で教育措置を行ってきたと聞いております。  しかし、当該学校長、教育委員会担当者からは、普通学級で学習するためには母親が付き添 うか、親の責任で介助長を用意することを求められました。この家庭では、来年には出産を控 え、母親が付き添うことはできませんし、考えてみますと義務教育ですから介助員の用意をす ることは教育条件の整備の一つとして、教育委員会が考えることではないでしょうか。  普通の子どもだちと一緒に学ぶことが可能な子どもについては、支援する条件を整えてい ただきたいと考えます。 陳 情 項 目 1 当該の学校で肢体不自由の子どもが学習しやすい施設・設備を整備してください。 2 それが間に合わない場合は介助員を用意してください。 3 就学にかかわる細かい条件整備については当該の保護者と相談をしてください。