陳情第50号 職員退職時の昇給制度の廃止を求める陳情(平成13年12月4日受理) 提 出 者 西東京市芝久保町      荻 野 矩 正 陳 情 事 項  職員の退職時昇給制度を廃止することを求めます。 陳 情 要 旨  去る11月15日号の市報によると「職員の退職時昇給1〜2号給」と明記されていますが、か かる悪習慣がいまだに継続していることは遺憾です。  職員は資格・職務・職位にふさわしい給与・手当を支給されているはずなのに、なぜ退職に 当たり退職時昇給1〜2号給が必要なのでしょうか。  その昔、軍隊が廃止されたとき、「箔をつける」ためだったのかどうかわかりませんが、お 手盛りで官位を上げ、ポツダム○○と蔑称され世間のひんしゆくを買ったことがありましたが、 退職時昇給という制度はまさしくこれに該当します。  退職時昇給という制度についての納得できる根拠はどこにもなく、単なる慣行にすぎません。 市報では「国にも退職時昇給1号給」と伝えていますが、かかる悪習慣がいまだに継続してい ることは遺憾です。  退職時昇給は当然ながら退職金に反映され、その分だけ市民が負担することになります。民 間では一定の年齢(50〜55歳)に達すると昇給停止や退職金の凍結が主流となりつつある今日、 かかる慣習をいまだに継続していることが許されるのでしょうか。  「合併は究極の行財政改革」と標榜する以上、国にある制度だからといって西東京市が継続 してよいのでしょうか。市民が納得できる合理的な根拠がない制度は、全国に率先して廃止す べきです。  早急に、職員の退職時昇給制度を廃止することを求めます。