陳情第55号 医療費値上げに関する陳情 (平成13年12月6日受理) 提 出 者 西東京市谷戸町         西東京社会保障推進協議会                       会 長  酒 匂 一 雄 陳 情 趣 旨  日ごろ、市政の発展と市民の福祉向上に御健闘されておられることに対し、心から敬意を表 します。  政府・与党の社会保障改革協議会は11月29日、「医療制度改革大綱」を決定し、次期通常国 会に提案すると言われています。それによりますと、  (1)サラリーマンや公務員本人の患者負担を必要な時期に3割に引き上げる。  (2)70歳以上は1割負担、ー定以上の所得がある人は2割、通院負担の上限廃止を検討する。  (3)診療報酬は引き下げる方向で検討する。  (4)サラリーマンや公務員の保険料算定方法を2003年度から月収ベースから年収ベースの    「総報酬制」に改める。  (5)政府管掌健康保険の保険料率を2003年度から引き上げる。 となっています。  1997年に窓口負担が大幅に引き上げられ、さらに今年の1月から高齢者の窓口負担が1割にな ったばかりです。また、10月から高齢者の介護保険料が全額徴収となり、2倍になりました。 その上に、今回の医療費値上げ案が決定されました。  不況と失業が深刻化する中で、これ以上の負担増はますます病院にかかれない人がふえ、病 気の重症化を招く心配があります。今以上の医療費の負担の引き上げをしないよう下記の3事 項について、国に意見書を提出してください。  【陳 情 事 項】  西東京市民の生活を守る立場から、医療費の値上げにかかわって下記の3事項について、国 に意見書を提出してください。  (1)健康保険本人の自己負担は現行どおり2割にすること。  (2)老人医療の上限負担を現行どおりに実施すること。  (3)政府管掌健康保険の保険料の徴収は現行どおりにすること。