陳情第19号 予約管理システムを公民館に適用することに関する陳情(平成14年6月3日        受理) 提 出 者 西東京市住吉町          榊 原   豊 外422名 陳情事項 1 現行どおり利用区分を3区分とし、午後は1区分として利用できるようにしてください。 2 利用の申し込みが重複した場合、従来どおり調整会議を開いて、利用者が自主的に決める  ようにしてください。 3 一定期間はシステムによる申し込みと現行の書面による申し込みを併用するようにしてく  ださい。 趣  旨  今回の公共施設予約サービスが多くの市民の利用にこたえるものであるという点から見れば、 導入そのものに反対するものではないのですが、その一方で、公民館の特殊性と利便性が失わ れて、公民館本来の姿、すなわち学習の場であり、また、親睦の場であることが置き去りにさ れようとしています。ついては谷戸公民館の利用者として、私たちは黙っているわけにはいき ません。  前記「1」について  今回の改定案のように4区分になった場合  12:00〜13:00・17:00〜18:00 という時間帯はほとんど利用価値がない。したがって、午 後を2区分にすることは午後の利用者にとって正味2時間しか有効に使えないことになり、学 習の場として不適切になる。すなわち学習の実態が無視されようとしています。   前記「2」について  申し込みが重複した場合、お互い顔の見える調整会議での話し合いと、譲り合う気持ちで自 主的に決めることはかけがえのないことである。また、調整会議では利用サークルの学習内容 と室の特徴などにより、話し合いで室の変更も可能である。これらのことをシステムにゆだね ることは無謀と言っても過言ではない。  前記「3」について  今回の予約サービスは、働いている人がいつでもどこでも申し込みできるという利点があり ますが、その一方でシステムの申し込みになじまない人たち(高齢者、障害者)がいることを配 慮して、一定期間、書面による申し込みを併用してください。  以上のとおりですが、予約サービスの導入により、前記「1」「2」「3」について、それぞ れ改善することが不可能であるとすれば、当分の間公民館については予約管理システムから除 外し、広く市民の声を聞いてよりよい方法を再構築されるようお願いします。