陳情第26号 障害児の学童クラブ入所についての陳情(平成14年6月11日受理) 提 出 者 西東京市富士町        西東京市障害者福祉をすすめる会  会 長  寺 西 泰 夫       西東京市柳沢        ひいらぎ家族の会「ちやれんじど」 会 長  古 荘 真 弓                                  外446名  日ごろより、児童福祉の充実に御配慮いただき、感謝申し上げます。  このたびの平成14年度学童クラブの入所につきまして、2名の障害児が入所を却下されまし た。「西東京市障害児指導実施要綱」によると、入所可能な障害児の基準について、「障害の程 度がおおむね中程度で集団生活に耐えられる児童」という文言がありました。この文言の解釈 をめぐっては、審査会で却下した後の行政側の説明も不十分でした。  また、旧田無市の入所規定継続についてできるだけ意に沿うようにしたいという意向を示し ており、旧田無市の入所実績を踏まえ、それよりも障害の程度が下回る障害児が入所却下され ることがないように要綱を運用することが求められます。まずは、行政側には、「おおむね中程 度」という基準を具体的に説明する必要があるのではないでしょうか。   「学童保育とは、『保育に欠ける』学齢児童を対象とした、学童保育所その他の施設において、 専門的な力量を持つ指導者の指導・監護のもとで行われる集団保育」ということになります。 また西東京市児童館条例でも、「保護者の適切な監護が受けられない心身に障害を有する児童 を指導する」と、障害児指導の基本原則が定められています。  障害がある子どもを持った家庭の「子育て支援」について、行政側のさらなる御理解をいた だきたいと思います。  そこで、障害児の学童クラブ入所について、以下の項目を要望します。 1 西東京市障害児指導実施要綱の内容を再検討していただき、審査会のあり方、並びに入所  基準について見直しを行ってください。 2 今後の課題として、安全確保のため、障害児に対し専門性のある指導員の配置について検  討してください。