陳情第36号 学童保育の充実を求める陳情(平成14年9月4日受理) 提出者  西東京市田無町          西東京市学童クラブ連絡協議会 会長 松本  毅  日ごろより学童クラブの充実に向け御尽力いただき、ありがとうございます、このたびは向 台第二学童クラブの9月開所につきましても、多大なる御配慮、御協力をいただき感謝してお ります。  さて、市内学童クラブには、いまだ定員超過施設が6施設(6/1現在)あり、そのすべてが 定員の120%を超えている状況です。定員を超える措置数での運用は、一次申請者が全員入所 という私たち保護者の要望をかなえる施策として一定の理解をしておりますが、著しい超過が 4月からそのままとなっていることは入所児童にとってはよい保育環境とは言えず、著しい超 過施設においては待機児が解消する見込みがないのが現状です。  また、今年度より学童クラブ職員体制が統一され嘱託職員での体制になりましたが、保育と いう専門性を有し、継続的に行われるべき事業において、指導員の身分保障と労働条件の安定 は必要不可欠です。例えば、嘱託職員であることで勤務時間と待遇に制約が生まれ、特に「再 契約は4回まで(5年雇用どめ)により継続性が損なわれてしまうようなことは、経験のある 優秀な指導員の損失になり、あってはならないと考えております。また、このことは、学童保 育の安全性をも脅かしかねません。  最後に、学童クラブの開所時間についてですが、現在の下校時から午後6時(学校休業日は 午前8時30分から開所)は、保育園と比較しても、保護者の勤務時開、通勤時間の実態から見 ても不適当と私たちは考えております。  以上のことから次の3点を要請いたします。                       記 1 定員超過学童クラブに対して施設の拡張や小学校の空き教室の利用、新規学童施設の建設  を早期に実現すること。また、保育に適した40名〜50名程度の適正規模での学童クラブ事  業を要請いたします。 2 経験ある優秀な指導員による保育のために、指導員の身分保障、労働時間の確保、及び再  契約は4回まで(5年雇用どめ)の廃止措置を要請いたします。 3 保護者の勤務時間、通勤時間の実態に見合った保育時間として、学校休業日は午前8時の  開所、及び通常午後7時までの保育時間とすることを要請いたします。