議員提出議案第26号    都立図書館再編計画に関する意見書  上記の議案を会議規則第14条の規定により提出する。  平成13年12月21日                 提出者 西東京市議会議員 海老沢   進                 賛成者 西東京市議会議員 二 木 孝 之                     西東京市議会議員 麦 倉 一 眞                     西東京市議会議員 小 島 恵 子                     西東京市議会議員 佐々木 順 一                     西東京市議会議員 安 斉 慎一郎                     西東京市議介議員 浜 野 重 男                     西東京市議会議員 猪 野  滋 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 都立図書館再編計画に関する意見書  東京都は、「図書館のあり方検討委員会」の中間まとめ(平成13年7月31日付) を発表し、平成14年度より都立図書館の運営について大幅な変更を行うことを明らか にした。  その内容に、現在中央図書館、日比谷図書館、多摩図書館の3館独立体制で運営して いたものを、平成14年度より中央図書館を中央館と位置づけ、日比谷・多摩図書館を 分館とする1中央館、2分館体制に改める機構改革と各図書館の機能の大幅な見直しを 行うものである。  これによれば、従来多摩地区市町村立図書館のバックアップ図書館として機能してき た多摩図書館は、事業内容の変更により、市町村立図書館の運営上、あるいは都民の利 用上大きな変更と不便を来すこととなる。  また、多摩図書館は平成14年3月中に日比谷図書館から児童・青少年関係図書14 万冊の移管を受けるため、資料の大量廃棄を行うと聞いている。  よって西東京市議会は、東京都に対し次の事項を強く要請する。 記  1 これまでどおり、都立図書館が市町村立図書館の運営を支える体制を確保して    いただくとともに、多摩地域め利用者に行ってきたサービスの水準を維持すること。  2 日比谷図書館の児童書移管に伴う、多摩図書館の資料の廃棄については、拙速    に行うことなく慎重を期すること。  3 都立図書館の運営は、市町村立図書館や利用者に及ぼす影響が極めて大きいこ    とから、今後は事前に意向を確認することや、計画を早期に明らかにし、協議す    ることなど協力関係を強めること。  以上、地方自治法第99条により、意見書を提出する。   平成13年12月 日                         西東京市議会議長 佐々木 順 一 提出先 東京都知事、東京都教育委員会委員長