議員提出議案第32号   子どもが健やかに育つ「認証保育所」制度のさらなる充実と保育室制度の存続を   求める意見書  上記の議案を会議規則第14条の規定により提出する。  平成13年12月21日                 提出者 西東京市議会議員 岩 越 笙 子                 賛成者 西東京市議会議員 大 川 真 理                     西東京市議会議員 森 下 典 子                     西東京市議会議員 安 岡 厚 子                     西東京市議会議員 中 山 寛 子                     西東京市議会議員 西 村 誠 一                     西東京市議会議員 小 林 たつや                     西東京市議会議員 渡 部 保 男                     西東京市議会議員 田 崎 敏 男                     西東京市議会議員 桐 山 ひとみ                     西東京市議会議員 葉 原 時 美 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――    子どもが健やかに育つ「認証保育所」制度のさらなる充実と保育室制度の存続を    求める意見書  多様な設置主体の参入を目的とした車京都の認証保育所カ以タートした。B型は現行 保育室のレベルアップとしている。しかし、現行保育室が移行しようとするときに、施 設によっては施設面積から最高額(3歳未満児8万円)の保育料徴収をしなければ現行 の保育内容が維持できない場合も想定される。こうした中で保育を最も必要としている 人が入園できない事態が起こるのではないかと心配である。  また、A型認証保育所では一部認可外保育施設の経営者のようなもうけ主義の事業者  の進出も心配である。事業者任せの保育で、本当に子どもの「育ち」を守ることができ るのか疑問を感じる。認可・無認可を問わず、保育で「もうけ」てはならず、そのため の行政による一部指導監督規制は当然必要なことである。認証保育所が東京都及び区市 町村の責任で実施するようなシステムとなる制度の改善を望む。  またヽ小規模な保育室は父母にとって信頼がおけるよさともなっている.小規模認可 保育所を増設するとともに、多様に、柔軟に、そしてきめ細やかに対応してきた現行の 保育室は地域の財産である。認証保育所実施を条件にして廃止することのないよう引き 続き制度の存続と子どものよりよい保育を保障するよう下記のとおり要望する。                    記 1 保育料等父母負担がさらに減額されるような補助金にすること。 2 保育室及び保育関係者の意見を聞いて十分に尊重すること。 3 小規模で柔軟なよさを生かした保育室が引き続き地域の保育要求に対応できる補助   金の充実をすること。 4 認証保育所移行を前提にして保育室制度を廃止しないこと。 5 認可外保育所の届け出制を実施するに当たり、都及び区市町村が指導監督ができる   よう都基準を策定すること。   以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。   平成13年12月 日                        西東京市議会議長 佐々木 順 一 提出先 東京都知事