議員提出議案第5号    30人学級の早期実施を求める意見書  上記の議案を会議規則第14条の規定により提出する。   平成14年3月28日                     提出者 西東京市議会議員 大 川 真 理                     賛成者 西東京市議会議員 相 馬 和 弘                         西東京市議会議員 二 木 孝 之                         西東京市議会議員 森 下 典 子                         西東京市議会議員 土 井 節 子                         西東京市議会議員 森   輝 雄 ------------------------------------------------------------------------------------    30人学級の早期実施を求める意見書  私たちは、どの子も基礎的な学力をしっかり身につけ、豊かな人間性を持った人に育つこと を願っている。  しかし今日の学校では、勉強についていけない子どもがふえ、学級崩壊やいじめ・不登校 など多くの困難を抱えている。また少年犯罪の急増などは、深刻な社会問題ともなっている。  どの子も勉強がよくわかり楽しく適える学校にするためには、一人一人への丁寧なきめ細か い学習指導が行われるようにすること、友だちや先生との触れ合いによって人と人との接し方 を学び、社会性や協調性を育てる教育が行われるようにすることが必要である。そのためには、 小中学校の学級定数を30人以下とすることが、緊急に求められている。  昨年3月、法律(公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律)が改 正され、都道府県の判断でこれまで40人だった学級定数を減らすことが可能となった。  それにより、山形県ではすべての小中学校で30人学級が実現することとなった。また埼玉県 志木市では小学校1・2年生を25人学級とする方針が示され、埼玉県教育委員会もそれを受け、 学級編制基準を14年度から引き下げる方針を明らかにした。  よって西東京市議会は、東京都においてその意義を踏まえ、30人学級の早期実施に踏み切る ことを強く求めるものである。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成14年3月 日                           西東京市議会議長 佐々木 順 一 提出先 東京都知事 東京都教育委員会委員長