議員提出議案第９号

　　　加藤紘一衆議院議員の議員辞職を求める意見書

　上記の議案を会議規則第14条の規定により提出する。

　　平成14年３月28日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　提出者　西東京市議会議員　安　斉　慎一郎
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　賛成者　西東京市議会議員　石　毛　　　茂
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西東京市議会議員　渡　辺　嘉津子
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西東京市議会議員　土　井　節　子

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　　　加藤紘一衆議院議員の議員辞職を求める意見書

　平成14年３月８日加藤紘一衆議院議員（自民党元幹事長）事務所の佐藤三郎前代表が所得税法
違反（脱税）の疑いで逮捕され、加藤事務所など20ヵ所以上の家宅捜索が行われた。
　佐藤容疑者は、道路管理会社から協力金名目で１億2,000万円、公共工事の下請工事のロき
き料として8,500万円など、2000年までの３年間で２億7,007万円余の所得を隠し、約１億円の
所得税を脱税したとされている。この問題は、単に巨額脱税というだけで終わる問題ではない。
　佐藤容疑者は、93年から加藤紘一衆議院議員の秘書活動を初め、加藤元自民党幹事長の資金
管理団体や政党支部の会計責任者などを務めた。佐藤容疑者は、加藤議員の政治的影響力を背
景に、公共事業の口ききを通じ、また、後援会誌の広告料名目での「献金」を集めるなど“ら
つ腕”を振るい、その集金力を加藤議員が重用していた関係にあると言え、加藤議員と一心同
体の関係にあることはだれもが認めるところである。
　また、加藤議員の妻が佐藤容疑者の経営する運送会社の監査役に就任し、同社に出勤するこ
ともなく月々100万円の報酬を得ていたこと、加藤議員が同社に複数の優良企業を紹介するな
ど便宜を図ったことも発覚し、両者の深い関係が明らかになっている。
　このような事態は、国会議員にあるまじきものであり、みずから全容を国民に明らかにする
とともに、議員を直ちに辞職することを求めるものである。

　以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

　平成14年３月　日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西東京市議会議長　佐々木　順　一

　提出先　衆議院議長