議員提出議案第31号   中小企業の当面する金融上の困難を解消し、金融アセスメント法の制定   を求める意見書  上記の議案を会議規則第14条の規定により提出する。  平成14年12月5日                    提出者 西東京市議会議員 酒井  澄                   賛成者 西東京市議会議員 朝倉 文男                       西東京市議会議員 鈴木 宏一                       西東京市議会議員 高橋 司郎                       西東京市議会議員 野村 俊介                       西東京市議会議員 渡辺 嘉津子                       西東京市議会議員 保谷 清子                       西東京市議会議員 石毛  茂                       西東京市議会議員 保谷 育彦                       西東京市議会議員 森  輝雄    中小企業の当面する金融上の困難を解消し、金融アセスメント法の制定    を求める意見書  現在進められている不良債権の最終処理によって、連鎖倒産や失業者の増大が進ん でいる折、地域経済や地城中小企業への深刻な影響が危惧されます。また、金融機関 の破綻や統廃合による影響も大きなもめがあります。  こうした一連の金融上の問題によって、健全な地域の中小企業が倒産に追い込まれ ることがないよう対策を講じることが緊急課題になっています また、金融庁の金融 検査マニュアルの一律適用は、地域金融機関と中小企業の実態に合わず、貸し出しの 抑制につながっており、早急にこれらの金融問題に対処する必要があります。  これらの金融問題を根本的に解決するためには、地域と中小企業への円滑な資金供 給を図ること(円滑な資金供給)、貸す側と借りる側との公正な取引関係をつくること  (利用者の利便)、地域と中小企業を支える健全な金融機関を育てること(金融機関経 営の健全性)の3点を目的とする金融アセスメント法を制定し、地域と中小企業への 円滑な資金供給に努力する金融機関を正当に評価する仕組みづくりが急がれます。  よって西東京市議会は、中小企業の金融上の困難を解消するために、下記の事項の 実施と、地域と中小企業への円滑な資金供給に努力する金融機関を正当に評価する金 融アセスメント法の制定を強く求めるものです。                記 1 不良債権の最終処理に当たってば、中小企業と地域経済への影響を最小限とする  方策を講しること。 2 金融機関の破綻や統廃合に伴い大きな影響をこうむる中小企業への特別融資制度  の創設を検討すること。 3 金融庁は、金融検査マニュアルの改定に当たり、民間の評価機関を加え共同で中  小企業の実態に合った金融検査マ迄ュアルを作成すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。 平成14年12月 日                        西東京市議会議長 佐々木 順 一 提出先 内閣総理大臣、衆議院議長、参議院議長、金融担当大臣、経済産業大臣、東     京都知事