平成12年陳情第7号   平成12年3月1日受理     ゆずりは作業所移転に関する陳情書  平素、障害者福祉に対し多大なる御理解、御尽力をいただきましてまことにありが とうございます。  このたびのゆずりは作業所移転に対しましては、通所者・家族一同納得しがたい気 持ちでいっぱいです。  昭和60年4月開設当時から作業所スペースが狭く、廊下に結束機、荷づくり台を 置き、でき上がった製品まで置いています。作業室には、天井までの棚に荷受け品が 積まれ、危険と背中合わせで作業している状態で、防災上大変危険です。障害者福祉 センター利用者の増加・事業の多様化に伴い、二ーズにこたえるため平成元年同セン ター増改築検討委員会が設置され、平成3年3月竣工の予定でしたが、開設当時のま ま今日に至っています。  平成6年ゆずりは作業所移転問題が浮上した際、たとえ移転しても、作業所の抱え ている問題を解決するに至らないということで現在に至っています。その間、保谷市 障害者基本計画、障害者施設計画中間報告も出されましたが、財源的裏づけがなく進 展はありませんでした。  今回のゆずりは作業所移転先指定場所富士町分庁舎は、旧保育園園舎であるため、 たとえ改修していただいても障害を持った人には使い勝手が悪いと思われます。ゆず りは作業所の現状を最低限維持していただくとともに、早期に施設が整い、安心して 福祉就労できることを望み、次のとおり陳情いたします。                   記 1 ゆずりは作業所移転先「富士町分庁舎」の施設整備について、市長あて提出  (1月14日)の要望書(別紙 参考資料)どおりの改修をしてください。要望書  は、障害者が福祉就労するのに最低限必要な事項です。 2 障害者基本計画、障害者施設計画に基づいた財源の裏づけを伴う福祉施策を早急  に年度計画に計上し、実現してください。   なお、福祉施策検討の場合は、障害者の声を十分に反映する方策を講じ、また選  択肢のあるときは、障害者に使いやすい方を優先的に使用できるよう十分御配慮く  ださい。 3 障害者福祉センターにゆずりは作業所が併設されていることが同センター事業に  支障を来すということをお聞きしましたが、開設以来15年の経緯がありますので、  納得のいく説明をしてください。     平成12年3月1日                  陳情者代表                   保谷市東町                    ゆずりは作業所通所者並びに家族一同                      代 表  峯  永  啓  康  保谷市議会議長   渡  部  保  男 殿