平成12年陳情第12号  平成12年3月9日受理    教育予算の復活を求める陳情書 陳情項目  不登校やいじめ、学級の荒れなど、昨今の困難な教育状況に対して、保谷市教育委 員会初め、各小中学校の教職員の方々の不断の御尽力に敬意を表します。  子どもたちが健やかに成長できる教育条件の充実・改善の努力は、保谷市行政の重 要課題であります。  特に、次の施策については、緊急に予算措置を講じていただきたく、ここに陳情い たします。 1 父母負担軽減措置費を確保すること。  【陳情趣旨】   保谷市ではこれまで長い間、児童生徒が学校で使用する教材の多くが公費負担で  実施されてきました。このため、子どもたちは貧富の別なく、伸び伸びと学習活動  に参加できました。消費不況の中でこれを私費負担とすることは、児童生徒を持つ  家庭に経済的な圧迫をさらに強いることになります。どの子も明るく学習できるよ  う従来どおりの予算を確保してください。 2 全学年対象の演劇教室・芸能鑑賞教室を各学校で実施できるようにすること。  【陳情趣旨】   文部省も「心の教育の推進」の重要性を唱えているように、演劇教室・芸能鑑賞  教室は、子どもたちの心を豊かにはぐくむ極めて貴重な体験学習の場となってきま  した。この学習の機会を、9年間にわずか1回だけにすることは、時代の要求に逆  行することになります。また、私費負担で実施するには、保護者の負担が大き過ぎ  ます。今こそ、保谷の学校教育を充実させるために、必要十分な予算を確保してく  ださい。 3 音楽鑑賞教室のバス借り上げの費用を復活すること。  【陳情趣旨】   音楽鑑賞のために、現在はこもれびホールまで、約1時間(保谷二小)も徒歩で  行かなければなりません。これでは、せっかくの生の名曲鑑賞も感動が薄いものに  なってしまいます。また、歩道も十分でないため、交通安全の面での心配もありま  す。悪天候のときには、保谷二小・東伏見小・中原小の子どもたちはさらに大きな  困難を抱えます。早急にバスの借り上げを行ってください。   平成12年3月9日                   陳情者代表                     保谷市本町                     保谷市民主教育を守る会                     会長 大 橋 喜美雄  保谷市議会議長   渡  部  保  男 殿