平成12年陳情第26号  平成12年9月4日受理   保谷市公立学校教科書の採択制度の充実・明確化に関する陳情書 陳情事項 1 保谷市公立学校の教科書採択は、現在どのような人たちによって、どのような  手続を経て採択作業が行われておるのか、採択の基準・具体的な採択理由は何な  のか、一連のプロセスを公開し、実態を明らかにしてください。 2 公立学校における教科書採択は、法の定めにより、学校管理機関である自治体  の教育委員会が採択権者になっています。にもかかわらず、保谷市教育委員会が  定める教科書採択実施要綱では、みずからが主導権を行使して採択しておるかど  うか、疑問を感じております。よって、法の定めに基づき、保谷市教育委員会が  みずからの責任において教科書の採択を明確に行ってください。 陳情趣旨及び理由  国際化の進展や経済のグローバル化は、もはやとまることはありません。21世 紀を担う子どもたちは、将来国際化の社会環境の中で、世界の国々と互いにその文 化・歴史を尊重し合い、人類の反映と平和を担うことが期待されております。その ためには、子どもたちが日本の国に誇りを持ちつつ、国際社会に通用する人間に成 長することが求められています。  このようなことから、私たちは、公立学校の義務教育課程において使用される教 科書は、未来を担う子どもたちを育成する上で極めて重要なものであると考えてい ます。このため教科書の採択が、教育委員会みずからが教科書の選定採択を行って いるかどうかに強い関心を持っています。  私たちは、保谷市公立学校において使用される歴史的教科書は、子どもたちが自 分の国や民族に、ひいては自分たちの社会や家庭に親しみや愛情を感じ、国民とし て家族としての自覚をほぐくむことができる教科書が採択されることを期待してお ります。  そこで、ここに、保谷市公立学校において使用する教科書を採択するに当たって は、陳情事項につき御留意してくださるよう陳情いたじます。   平成12年9月4日                 陳情者代表                   保谷市下保谷                   保谷市の教育を考える市民の会                      代 表  澤  田  芳  治  保谷市議会議長   渡  部  保  男 殿