平成12年陳情第31号   平成12年9月8日受理     容器包装リサイクル法の実施に対して「限りなくごみゼロ」を目標とする陳情書   保谷市の実施計画を実現してください。   私たちは、この5年間ごみ処理のあり方に対して発想の転換を願い、中間処理施設議会に  陳情要請を繰り返し、採択されできましたか、管理者は何ら改善を試みることはありません  でした。そして7月から試験稼働を行い、8月から10月にかけてプラスチックの混焼をし、  今後焼却の方向を打ち出したいとしています。  「ごみ焼却炉ではダイオキシンの発生は氷山の一角、1種類の物を燃やしても1,000  種類以上の有毒な化合物が簡単にできてしまう、それ以外に数万〜数十万種類の物質が出る  と想定できる。根本的な解決策は極力燃やさないことである。(宮田秀明/保田行雄共書  “ダイオキシンの現実”岩波ブックレットより)   中間処理施設柳泉園組合の新炉建設、指名業者で新炉のダイオキシン規制をクリアできる  と競争入札に参加した荏原製作所が基準値の8,100倍の高濃度ダイオキシンを神奈川自  社工場から排出していた事実、また、同地域にある藤沢市営処分場でも2,600倍余の超  高濃度ダイオキシン戦が検出されるなど、構造的には谷戸沢問題と変わりません。   環境汚染問題は地域を越え国を越え、今や国際問題です。国連環境特別会議の中でも、全  世界のダイオキシジ発生で日本が第一汚染国であると、アメリカ、ドイツの10倍、スウェ  ーデンの50倍と聞きます。私たちはそうした大気を吸っていることになります。   野も山も、地域もその汚染状況は目で確認した者にしか実感されていないようです。ごみ  処理は新炉で焼却すれば大丈夫という技術過信と依存、技術には限界があります。この廃棄  物列島の現実を知っていただきたい。その上で、今まで育ててきた分別意識を強化し「限り  なくごみゼロを目指す保谷市の誇りある理念」を実効あるものとして、次世代と処理施設周  辺住民の健康被害に配慮じた回収システムを築くことに期待します。  陳情項目   1 プラスチックを燃やさないでください。   2 容器包装リサイクル法に基づき、具体的に実践することで地域から.国の法の不備と現    状の矛盾を指摘してください。(拡大生産者責任を明確にするために)   3 不燃物(瀬戸欠けなど)からプラスチックを独立させてください。   4 (マイパックを持ってお買い物)スーパー袋をもらわないように、行政からも市民に    働きかけてください。また、事業者からも働きかけるよう合意を図ってください。     平成12年9月8日               陳情者代表                市民の手によるダイオキシン調査実行委員会in保谷                                谷  山  里  子                                      外597名   保谷市議会議長     渡 部 保 男 殿