平成12年陳情第32号   平成12年9月11日受理     柳泉園、焼却炉施設労働者・解体作業員の把握とダイオキシン類調査を含め     た健康調査を求める陳情書  [陳情の趣旨]   柳泉園焼却施設の労働者・解体作業員について、作業従事者の雇用形態にかかわ  らず作業者の把握、ダイオキシン調査を含めた健康調査を行うための必要な措置を  求めます。  [理 由]   深刻なダイオキシン汚染を起こした、大阪府豊能町のごみ焼却施設「豊能郡美  化センター」では、清掃労働者が高濃度のダイオキシンを暴露され、さらに2ヵ  月間ほどの解体作業に従事された方々の血液からも、脂肪1グラム当たり最高  5,380ピコグラム、平均680ピコグラムという大変な高濃度のダイオキシン  が検出されました。(一般の人の数字は10〜30ピコグラム)   この施設の解体工事は、最高の防護のもとで行われたものでしたが、このような  二次災害を起こしてしまいました。   ダイオキシン類対策特別措置法の2002年規制を前に、柳泉園を初め全国で、  急ピッチで焼却炉の改修や建てかえが進められていますが、ダイオキシン暴露のお  それのある解体作業や炉内清掃は、下請、孫請の作業員が当たる例も多く、「豊能  郡美化センター」のような健康調査などはほとんど行われていません。   保谷市の一般廃棄物の中間処理施設、柳泉園焼却炉に関して、高濃度のダイオキ  シン暴露が考えられる炉内・集じん施設作業員、灰ピット作業者、解体工事従事者  の把握、ダイオキシン調査を含めた健康調査を求めます。    平成12年9月11日                     陳情者                       保谷市富士町                           三  島  佳  子   保谷市議会議長    渡  部  保  男 殿