平成12年陳情第45号  平成12年12月4日受理    介護保険の保険料・利用料の減免の実施を求める陳情書  介護保険が発足すると聞いたときは、これは老人の味方の制度ができると期待して おりました。でも、始まってみるとお金の負担の大きさに驚きました。  夫は84歳ですが、半身不随で、この14年間、年金以外はほとんど収入はありま せん。それなのに、介護保険ができたら夫婦それぞれの保険料が徴収されます。これ まで無料だった高齢者センターのデイサービスの利用も有料になり、ヘルパーさんも 有料になりました。保険料を徴収され、その上利用料もかかり大変な負担となりまし た。それに、夫はこれまで要介護2でしたが、身体がさらに不自由になり、要介護3 になりました。すると、基本料金が高くなりました。  デイサービスの利用料金は1回1,311円(昼食代が入っています)で、週2回 通っています。それに活動制作の材料費が400円加わり、合計月1万880円にな ります。他にヘルパーさんの支払いが利用料の3%負担で月500円前後かかります。  以前は全部無料で、夫と2人暮らしでも安心して暮らしてきました。介護保険制度 になってから大変なお金がかかるようになり、これからのことが不安でならなくなり ました。何より、いつまでお金が続くかと心配でなりません。それに私も82歳で、 このごろ身体のぐあいの悪いことが多く、私まで倒れてしまったらと思うと、本当に 不安です。私以外にも多くのお年寄りの人たちが、介護保険のお金の心配で心細い思 いをしていると思います。  つきましては、ぜひ保険料・利用料の減免を実現していただき、年とった者が安心 して暮らしていけるようにしてくださいますようお願いいたします。 陳情項目  1 介護保険の保険料・利用料の減免を実施してください。  2 国と都に介護保険の保険料・利用料の減免を実施するよう働きかけてください。   平成12年12月4日                       陳情者                        保谷市泉町                          来 栖 喜久子 保谷市議会議長  渡  部  保  男 殿