平成11年陳情第21号  平成11年6月14日受理    市民が複数の委員会を傍聴できるよう常任委員会の並行同日開催をやめるよ    う求める陳情書 趣 旨 1 市議会で扱う事柄はいずれも個々の市民にとって密接かつ関連の深い事柄ばか  りです。そのため個々の市民は、その結果のみならず、その決定プロセスに非常  に関心を抱いており、常任委員会の傍聴を希望しています。   しかしながら、ここ保谷市議会では、複数の常任委員会が同日並行開催されて  いるため、それらを傍聴しようと思っても物理的に不可能な事態が生じています。 2 市民が常任委員会の傍聴を希望するのは、議会及びその構成員たる議員が、行  政執行について、納税者市民が納得し得るチェック機能を果たしているか否かを  チェックする義務と権利を有しているからで、常任委員会の同日並行開催という  一見「効率的」かつ「合理的」なシステムは、こうした納税者市民の権利と義務  の行使を妨げるものです。 3 また、その行政決定がどのようなプロセスを経て行われたのかを納税者市民に  知らせ理解を得ることは、今日全国の自治体が軒並み直面している、厳しい財政  状況下での円滑な行政執行にとって不可欠な条件の一つではないでしようか。 4 その点からも保谷市議会の常任委員会同日並行開催は、行政並びに議会が、市  民への説明及び理解を得る機会を持とうとしていないと言われても仕方がない状  態です。 5 ついては、早急にこうした常任委員会同日並行開催をやめるよう求めるもので  す。 6 なお、田無・東久留米・武蔵野市等、境を接する近隣他市は、常任委員会が行  政執行にかかわる具体的問題を扱うがゆえに、行政の最高責任者の出席が必要不  可欠との理由からこうした同日開催は行っていません。 陳情事項  市民が複数の委員会を傍聴できるよう常任委員会の並行同日開催をやめること。   以上、陳情いたします。   平成11年6月14日                  陳情者代表                   保谷市柳沢                    市民自治井戸端会議                     代 表 柳 田  由紀子                   保谷市富士町                    情報ステーション21                     代 表 神 島 由紀子 保谷市議会議長  渡  部  保  男 殿