平成11年陳情第28号  平成11年8月27日受理    東京都立国分寺高等学校改編に関する陳情書 <陳情要旨>  日ごろ市民のために御尽力をいただき、感謝申し上げます。  さて、東京都教育庁は、都立学校改革推進計画に基づき、現在第2次実施計画の策 定の準備を進めています。国分寺高等学校は、「進学重視型単位制高校」への改編を めぐって、過去3年間にわたり、多大な混乱の中におります。  こうした事態を踏まえて、私たち国分寺高等学校保護者は、東京都教育委員会と国 分寺高等学校に「都立国分寺高校のあるべき姿を求める決議」(別紙@)を5月29 日に提出しました。この決議は、保護者の切実な願いでした。  一方、当初より教師、生徒、保護者、地域の声に真摯に耳を傾け、慎重かつ民主的 な話し合いのもとに納得のいく判断を示してほしいと、当PTAは強く要望してきま したが、去る6月16日、校長先生が「進学重視型単位制高校」の受け入れを表明し ました。7月19日に、学校長より別紙Aのとおりのお知らせが全会員に配付されま した。それを受けて、私たちは8月2日に別紙Bのとおりの要望書を東京都教育委員 会に提出し話し合いを持ちました。その席上「1学年8クラス編制規模」と「施設、 設備の充実」の2点については、私たちの要望を受け入れるとの回答がありました。 しかし、その他の切実な要望については、否定的な回答でした。そこで私たち都立高 校の発展を願う都民としては、都議会に陳情書を下記3項目を内容として、提出する ことにいたしました。 1 生徒募集に関しては、男女枠を撤廃しないでください。   現行の募集定員は、男子166名、女子150名となっており、この数字がΓ部  活も行事も盛んな進学校」の根幹となる不可欠な条件です。 2 学区制がある間は、9学区の地域枠を何らかの方法で優先してください。   全都募集の場合は、現状では9学区の都立高校の中で、生徒が受験できる学校が  1つ減ることになり、9学区の地域枠は地域住民の強い希望となっています。 3 平成14年度開校は、絶対に避けてください。   平成14年度に開校した場合、3つのカリキュラムの対象となる生徒(@旧教育  課程の学年制の生徒、A旧教育課程の単位制の生徒、B新教育課程の単位制生徒)  が、同時に存在することになり、教師、生徒に与える負担が大きくなります。また、  来年度以降本校を受験する生徒に影響を及ぼすことになります。 <陳情事項>  9学区の地元市議会として上記3項目に御理解をいただき、東京都教育委員会に意 見書を提出していただきたく陳情いたします。  平成11年8月27日                陳情者代表                 東村山市久米川町                  東京都立国分寺高等学校                  保護者代表  古瀬礼子                 保谷市新町                   保谷市代表  今田映子  保谷市議会議長 渡部保男 殿