議員提出議案第1号    大気汚染対策の充実強化を求める意見書  上記の議案を提出する。   平成12年3月22日提出                   提出者 酒  井     澄                   賛成者 高  梨     功                    〃  山  田  忠  昭                    〃  鈴  木  久  幸                    〃  桐  山  ひとみ                    〃  森     輝  雄                    〃  佐 々 木  順  一                    〃  森  下  典  子  保谷市議会議長    渡  部  保  男 殿 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    大気汚染対策の充実強化を求める意見書  今日、自動車排出ガス等に起因する大気汚染や騒音などの環境公害を改善して いくことは、環境行政の最重要課題となっている。  大都市圏では、気管支ぜん息など健康被害への大きな要因と言われている自動 車排出ガスからの浮遊粒子状物質、窒素酸化物等による大気汚染が悪化の一途を たどっている。  都内では、自動車排出ガス測定局35局の全局において浮遊粒子状物質の測定 値が「大気汚染に係る環境基準値」0.10mg/立方メートルを超えるという状況となって いる。特に、保谷市の青梅街道柳沢測定局においては、0.164mg/立方メートルもの高 濃度値を測定しており、沿道に生活する住民にとり、極めて深刻な状況となって いる。  大気汚染の改善に向けては、東京都で「ディーゼル車NO作戦」など新たな施 策展開が進められているが、さらに、低公害車の普及促進、交通量抑制対策や ディーゼル車排出ガス規制など自動車公害防止対策の早期充実が求められる。  また、浮遊粒子状物質の発生メカニズムを解明し、地域大気浄化システムの技 術開発を進め、積極的にその導入を図っていくことはまさに急務である。  よって、国、東京都においては、住民の健康を守り、住民が安心して生活でき る環境の実現に向け、大気汚染の効果的な発生源対策を早急に充実強化されるよ う強く要望する。  以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。   平成12年3月  日                     東京都保谷市議会議長                         渡  部  保  男  環境庁長官 通商産業大臣  あ て  東京都知事 ※原文では「立方メートル」は単位記号を使用。