議員提出議案第14号    ダイオキシン類の発生源対策のため、ポリ塩化ビニルの規制、表示等を    求める意見書  上記の議案を提出する。   平成12年9月21日提出                  提出者  酒 井    澄                  賛成者  高 梨    功                   〃   森    輝 雄                   〃   桐 山  ひとみ                   〃   鈴 木  久 幸                   〃   山 田  忠 昭                   〃   佐々木  順 一                   〃   茂 木  千佳子 保谷市議会議長   渡  部  保  男 殿 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――    ダイオキシン類の発生源対策のため、ポリ塩化ビニルの規制・表示等を    求める意見書  平成12年1月、ダイオキシン類対策特別措置法が施行され、ダイオキシン類 の規制が強化されたが、ダイオキシン問題の本質的な解決は、焼却炉の改善等の ごみの出口の対策ではなく、ごみになるもの(製品)自体についての発生源対策か ら変えていく必要がある。  今年5月に成立した循環型社会形成推進基本法でも、事業者は循環型な利用や 処分が適正に行われるために、製品や容器の設計の工夫や材質または成分の表示 等の措置を講ずることが責務とされ、製品自体から有害物質を排除したクリーン プロダクトや材質等の表示等を行うことが義務づけられた。  しかし、容器包装リサイクル法の完全実施に伴い、13年春から義務づけられ る「その他プラスチック」の表示は、識別表示のみが法定表示となり、材質につ いては、自主表示にとどまっている。  したがって、国においては、ダイオキシン汚染問題の発生源対策のため、下記 事項について早急に措置されるよう要望する。                   記 1 ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等の塩素系樹脂、臭素系難燃材類の生  産・使用を抑制し、環境負荷の少ない代替製品への転換・優先使用を図ること。 2 プラスチック製品の材質表示と添加剤の情報公開を義務づけること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。  平成12年9月  日                          東京都保谷市議会議長                            渡  部  保  男  内閣総理大臣  厚生大臣  通商産業大臣  あて  環境庁長官