議員提出議案第21号    特別養護老人ホームヘの都の運営支援強化を求める意見書  上記の議案を提出する。   平成12年12月11日提出                    提 出 者  葉 原 時 美                    賛 成 者  桐 山 ひとみ                      〃    林   一 夫 保谷市議会議長   渡  部  保  男 殿 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    特別養護老人ホームヘの都の運営支援強化を求める意見書  東京都は、特別養護老人ホームの利用者の処遇向上と職員の増配置など施設運 営の充実を図るため、1969年度に独自の補助加算制度を創設した。99年度 には、職員給与を保障する公私格差是正事業と合わせて235億円の予算を計上 した。  ところが、都は「財政再建推進プラン」で、介護保険導入を理由にこれらの制 度を廃止し、経過措置として今年度は100億円を計上しただけである。施設の 収入減は、利用者サービスや職員の数・給与にしわ寄せされている。  重大なことは、今年度の削減でも各地の特別養護老人ホームから悲鳴が上がっ ているにもかかわらず、来年度はさらに今年度より4割、40億円も削減する計 画が進められている。  来年度予算でさらに補助が削減されれば、施設経営が一層深刻化することは避 けられない。それは利用者サービスの激しい後退に直結する問題である。  保谷市議会は、東京の福祉水準を守る立場から、都が特別養護老人ホームヘの 補助削減計画を中止し、運営支援を強化することを強く求めるものである。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。   平成12年12月  日                      東京都保谷市議会議長                         渡  部  保  男 東京都知事あて