議員提出議案第27号    男女平等参画推進のため、(財)東京女性財団の見直しを再考する意見書  上記の議案を提出する。   平成12年12月11日提出                   提 出 者  森 下 典 子                   賛 成 者  岩 越 笙 子                     〃    佐 藤   満                     〃    森   輝 雄                     〃    保 谷 清 子                     〃    石 毛   茂                     〃    林   一 夫 保谷市議会議長   渡  部  保  男 殿 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━    男女平等参画推進のため、(財)東京女性財団の見直しを再考する意見書  都知事の私的懇談会「東京の問題を考える懇談会・外郭団体専門部会(座長・樋 口広人郎アサヒビール名誉会長)」が個別団体の点検を行い、10月23日に出さ れた提言によって、(財)東京女性財団は見直しの方向とされました。  東京女性財団は「性差別をなくし、男女平等社会の実現を目指す」ために、都民 や民間団体と行政が連携し、創意ある多様な活動を効果的に展開する中心的な役割 を果たすものとして、8年前(1992年)に誕生しました。5年前(1995年) には活動拠点として、1979年より都の直営であった東京都女性情報センターの 発展的解消とともに、東京ウィメンズプラザがオープンし、その管理運営も東京女 性財団が行ってきました。設立時には、都の文教委員会において、運営を公設民営 で行うことの有効性が明確にされ、運営方式についても十分な検討を重ねてきた経 緯があります。  東京都女性問題協議会は、平成9年「男女が平等に参画するまち東京」の報告を 知事に提出し、それに基づいた「東京都男女平等参画条例」が全国に先駆け本年4 月より施行されたばかりです。  東京女性財団は、男女平等参画を望む都民の強い要望に基づき、東京都が目指す 男女平等参画社会形成への拠点としての役割は今以上に期待されるところです。  よって、都においては「東京都男女平等参画条例」に基づく都民の男女平等参画 社会が後退しないために、拙速な東京女性財団の見直しを再考することを強く要望 いたします。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。   平成12年12月  日                     東京都保谷市議会議長                         渡  部  保  男 東京都知事 あて