平成12年請願第8号  平成12年12月4日受理    激増する野菜等の緊急輸入制限(セーフガード)発動を求める請願書 紹介議員   佐 藤   満   鈴 木 宏 一   林   一 夫   保 谷 清 子   森   輝 雄   森 下 典 子   二 木 孝 之 請願趣旨  野菜の輸入は1992年と1999年の比較で3倍以上にもふえ、こうした輸入野菜 の激増によって5月の野菜価格は10年来の最安価を記録し、保谷市の特産物のキャベ ツにおいても同様で、群馬、長野の産地では3回に及ぶ大規模な産地廃却にもかかわら ず価格の低迷は続き、秋冬産キャベツにおいても安値のままであり、『東京ふるさと野 菜供給事業』の13年度中止との意向もあり、生産費の回収さえもできない次第にあり、 農家の経営を著しく圧迫しています。野菜等の農産物価格の暴落は、農家への打撃だけ にとどまらず、農業関連産業全体を危機に陥れ、長引く不況とも相まって地域経済にも 深刻な影響をもたらしています。  WTO協定に基づく「緊急輸入制限」(セーフガード)は、輸入の増加が「国内生産 に重大な損害を与え、または与えるおそれのある場合」は、「特定の産品の輸入に対す る緊急輸入措置」をとることができると明確に定めています。  輸入野菜等の激増によって価格が暴落し、地域農業が根底から脅かされる事態にある 今、緊急輸入制限を発動することが急がれます。  以上の趣旨から、貴議会が次の施策を実現する意見書を採択し、政府・都・関連機関 に働きかけることを請願します。 請願事項  1 野菜を初め輸入が激増している農畜産物に対し、直ちに緊急輸入制限(セーフガ   ード)を発動すること。   平成12年12月4日                         請願者                          保谷市富士町                           櫻  井  正  行 保谷市議会議長  渡  部  保  男 殿