請願第4号 子どもが健やかに育つ「認証保育所」制度の改善及び保育室制度の存続を求める      請願(平成13年12月7目受理) 提 出 者 西東京市田無町                   子どもたちが豊かに育つ保育室を支えるみんなの会                   西東京市代表 中 村 尚 之  外1,246名 紹介議員  高 梨   功   土 井 節 子   海老沢  進       渡 辺 嘉律子   森   輝 雄   浅 野 高 司       林   一 夫 請 願 趣 旨  多様な設置主体の参入を目的とした東京都の認証保育所がスタートしました。B型は現行 保育室のレベルアップとしています。しかし、現行保育室が移行しようとするときに、補助 金が削減されたり、最高額(3歳未満児8万円)の保育料徴収をしなければ現行の保育内容 が維持できないなどさまざまな問題点が浮き彫りになっています。こうした中で、保育を最 も必要としている人が入園できない事態が起こるのではないと心配です。  また、行政の関与を抑えることで「ちびっこ園」経営者のようなもうけ主義の事業者の進出 も心配です。事業者任せの保育で、本当に子どもの「育ち」を守ることができるのか疑問を感 じます。認可・無認可を問わず、保育で「もうけ」てはならず、そのための行政による規制 は当然必要なことです。認証保育所が東京都及び区市町村の責任で実施するようなシステム となる制度の改善を望みます。  また、小規模な保育室は父母にとって信頼がおけるよさとなっています。小規模認可保育 所を増設するとともに、多様に、柔軟に、そしてきめ細やかに対応してきた現行の保育室は 地域の財産です。認証保育所実施を条件にして廃止することのないよう引き続き制度の存続 と子どものよりよい保育を保障するよう以下のとおり請願するものです。 請 願 項 目 1 子どもたちが健やかに育つよう東京都に対し認証保育所制度の改善を要望してください。  (1) 認証保育所B型を実質的にも保育室のレベルアップとなるようにしてください。  (2) 認証保育所A型とB型を同じ扱いにすることなく、もっと区市町村の独自の判断を      尊重してください。  (3) 保育料等、父母負担が増大することのないような補助金にしてください。  (4) 保育室及び保育関係者の意見を聞いて十分に尊重してください。 2 現行の保育室制度を存続し、充実してください。  (1) 小規模で柔軟なよさを生かした保育室が引き続き地域の保育要求に対応できる補助      金の充実をしてください。  (2) 認証保育所移行を前提にして保育室制度を廃止しないでください。 3 保育室から小規模保育所の認可が取れるようにしてください。 4 ちびっこ園のような事故が起きないよう認可外保育所の届け出制を実施してください。