先日、西東京市議会の臨時会があり、政府の指示で、4回目のワクチン接種を始める準備を進めるための予算案が提案されて、可決されました。
西東京市の「感染者」は昨年末時点で4,000人を少し上回っていました。いわゆる第5波までです。今年初めからの第6波で12,657人が増えました。 第6波のオミクロン株は感染力は強いが重症化率は低いと言われていましたので、西東京市の入院率、重症化率を知ろうと思いましたが、情報がありません。 4回目の接種をしようというのだから、素朴な疑問として、これまでの状況を確認する必要があるものと考えましたが、その情報がないのです。
ワクチンに関して言えば、1回目、2回目ともにほぼ8割が接種を済ませています。その際に獲得した中和抗体は数か月ののちにないに等しいくらいに減少する、3回目の接種で中和抗体が劇的に増加すると言われて、3回目を打った人たちが5割を超えました。 第6波の感染者の中にどのくらいの割合でワクチン接種者が含まれているかも、ワクチンの一般的な効果を知るためには必要な情報ですが、情報はありません。ただただ「ワクチン接種が必要」という政府や自治体の言葉を信用しろ、いやだったら別に打たなくてもいい、と言われ続けています。
私は接種するつもりはありませんが、接種しないほうがいいよと呼びかけるだけの情報の持ち合わせはありません。また、行政の立場に立てば、接種を希望する人の希望には添う必要があります。ただ、その際に、「行政に騙された」という人たちが出ないように願っています。
ワクチン接種者が8割いるのに、「感染者」が3倍以上も増えているのなら、接種者の多くが感染しているのは間違いありません。重症化する人が少なくなっているという説明も、そもそもオミクロン株は重症化率がかなり低いとされていますから、説明になっていません。 まだ増え続けていますが、現在ほぼ8%が「感染」、入院率を6%(約1,005人)、重症化率をさらに6%と見積もれば60人、人口の0.03%です。この可能性のために、20万5千人にワクチン接種をしようというのが、妥当な政策か疑問になります。
国内の最初の患者発生から2年4か月になろうとしています。医療も当時のままではありません。対症療法としては相当高度になってきています。 ワクチン接種が唯一の手段のごとくに騒ぎ立てているのは間違っていると私は考えます。
第4回のワクチン接種の話に戻ります。 4回目ですから3回目を済ませた人、人口の約5割が対象になります。4回目を摂取しなければいけないということは1〜3回の接種を受けただけの人は、コロナウイルス感染からは救済されないということになるのでしょうか。無意味だったということでしょうね。 また、第7波はどんな変異株が広がるかわからないのに、ワクチンの有効性はあるのでしょうか。 議会審議の時には対象者は14万人とされていましたが、今は、高齢者と基礎疾患がある人だけになりました。その他は接種できません。 14万人を対象に準備をしなければならないということで、入札停止中の企業にイレギュラー発注をするつもりでいた印刷物の作成発送委託はどうなるのだろうか。 監査請求の準備でもしようかしらん。
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